りゅうせんじ(いなおかかんのんどう)|真言宗豊山派|狐峯山
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御朱印 | - | ||
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駐車場 | お寺の下の釣地橋手前に駐車場
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次は少し場所を変えて、大坊山の東隣りの大小山へ
大小山の佐野市に面した東麓側にある鳳仙寺に行ってみることに。
しかしここでちょうど12時になってしまったので1時まで時間を潰すため、近くの無住寺というか廃寺を見てみることにしました。
正面に観音堂があり右に本堂。 ご覧のように観音堂の方が遥かに立派で、おそらくメインの崇拝対象はこちらだったかと。
足利三十三観音霊場の十五番札所・・・といっても私も巡っている(新)足利三十三観音ではなく、(旧)足利三十三観音の方の札所w
以前、ウチの近くの別の龍泉寺wで聞いたところ、ここのように廃寺や無住寺になってしまった寺が多いので新霊場を立ち上げたとのことでした。
門前の立派な石橋や仁王門を見ると、昔は結構賑わってたんでしょうねぇ・・・まさに栄枯盛衰、諸行無常、ある意味仏教の真髄を体現してるお寺です(-_-)
背後の山は大小山の東の突出部で、西場富士と観音山という2つの小丘の連なり。
またこの寺の山号は狐峰山といいまして、稲岡という地名も稲荷と何か関係ありそうです。 実際近くに無人社にしてはわりと立派な稲荷神社もあったのですが、今日は自らに寺縛りを課していたため参拝できずw
ちなみにこのお寺自体の由緒についてはググっても情報がなく、縁起や創建年代等は全くわからなかった( ´・ω・`)
この辺り、足利と佐野の境の辺鄙な場所なのに、なぜか有人無人廃寺含めてお寺がやたら多いんですよね(?_?)
もしかしたら忘れられた大伽藍でもあったのか、あるいは大小山が天狗のお山なので修験道場でもあったのかもしれません。
廃寺と聞いていたのですが、門前にはかなり立派な石橋あり
あとこの祭りの幟竿はGoogleストリートビューでは確認できないのでおそらく近年建てられたもの
どこかのお寺の兼務か地域管理で今でも祭りとかやってるのかもしれません
(ホトカミに事前登録されていた電話番号から調べてみたところ、旗川幼稚園を運営する安楽寺さんが兼務してるようです)
雑木に混じって目立ちませんが、この辺りも一応藤の名所らしい
山門前の石橋「釣地橋」と観音堂の説明板
実は獣避けフェンスで囲まれているのですが、一応開けて入って良いという情報を得ていたので侵入しますw
しかし最初、完全に鎖が閉じられてるように見えて、ありゃ?やっぱ侵入禁止なの( ´・ω・`)と戸惑う
よく見たらカギではなくカナビラで簡単に外せるようになってた
正面が稲岡観音堂で、右に龍泉寺の本堂
まずは右の本堂から行ってみます
上から見た釣地橋
ご覧のようにこの規模の寺にしては高さもあってなかなか立派な石橋
一応本堂の方も山門付き
やはり昔はそれなりの寺院だったのかと
山門
山門入って左にあった石碑
何か印象的な絵か文字が彫ってあったので撮影したと思いますが、写真だと何が書いてあるのか読めない(^^;
右手に無縁仏と土蔵
ほう・・・
確かに! すごく・・・大きいです・・・
しかも真ん中がほぼ焼けたのにこの生命力(・・;)
本堂
いかにも田舎のお寺という感じで左右非対称+トタン多用
しかし屋根には燦然と輝く卍と二重丸
梵鐘が残ってました
左には貞子が出てきそうな井戸((( ;゚Д゚)))
今度はメインと思われる稲岡観音堂に行ってみます
少し早いですが門前には大きなツツジの木
力強い仁王が鎮座
やはり昔は信仰篤いお寺だったのかと
創建年代は少なくとも江戸時代以前か
この辺りは佐野氏と足利長尾氏が争奪戦を繰り広げた場所なので、戦国期にまで遡る寺ならぜひとも沿革を知りたいところ(。-ω-)
手入れはされておらず草が延び放題
もう少し暑い時期なら草と虫でこれ以上の侵入は断念してた(^^;
石段脇に立つお地蔵さん
首をこちらに向けてますが顔が崩れてちと不気味( ;゚Д゚)
石段は全く手入れされてませんが、観音堂はたまに草取りされてる様子
右手の方にまるでトトロばりの異界に続くような道が続いてる・・・
奥の方に何が見えましたが個人墓のように見えたのと、奇妙にも丸く縁取られた草木がホントに異界に通じてるようで怖くて行けませんでした(^^;
建築学的な説明は詳細だが、歴史的な説明はあまりない( ´・ω・`)
なんと百観音と四国八十八ヶ所のお砂場もあり
昭和五十三年ということは少なくとも半世紀前までは寺として機能していた様子
稲岡観音堂
ここに納められてる観音様は、蓮華座と本体に紙一枚通るくらいの隙間が空いていて、宙に浮いている不思議な観音様らしい
「糸で釣ったような」ということで門前の釣地橋もこれに由来するとのこと
もちろん最後はちゃんと鎖を掛けて帰りましたw
ちなみにイノシシが出るらしい
歴史
稲岡観音堂は江戸時代初期に建てられたもので、桁行き3間、梁間3間、入母屋、鉄板葺き(元茅葺)、正面に一間の向拝、内部の天井は折上組入れ格天井で花鳥画が描かれ、厨子は宮殿造りで木造聖観世音立像(製作年不詳、像高66cm、一木造、彫眼、昭和32年:1957年栃木県指定重要文化財に指定)が安置されています。
稲岡観音堂は江戸時代初期に建てられた寺院御堂建築の遺構として貴重な事から平成4年(1992)に足利市重要文化財に指定されています。
境内正面にある仁王門(入母屋、鉄板葺、三間一戸、八脚単層門)は天保5年(1834)に建立されたもので内部には同時代に制作されたと思われる2体の木造金剛力士立像(阿形、吽形共に像高240cm、上半身裸形、玉眼、朱色に彩色)が安置されていて昭和57年(1982)に足利市重要文化財(彫刻)に指定されています。
又、境内に隣接して別当と思われる竜泉寺(真言宗豊山派)の境内には推定樹齢800年、樹高25m、幹周8.2mのカヤがあり昭和37年(1962)足利市指定天然記念物に指定されています(百年程前に竜泉寺が火災により焼失、その火事により片側半分が炭化し、現在でもその跡が見られます)
名称 | 龍泉寺(稲岡観音堂) |
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読み方 | りゅうせんじ(いなおかかんのんどう) |
通称 | 稲岡観音堂 |
電話番号 | 0283-22-2207(連) お問い合わせの際は「ホトカミを見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
詳細情報
ご本尊 | 《本尊》聖観音菩薩 |
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山号 | 狐峯山 |
宗旨・宗派 | 真言宗豊山派 |
創建時代 | 江戸時代初期 |
開山・開基 | 不詳 |
文化財 | 木造聖観音立像 (栃木県指定重要文化財)
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ご由緒 | 稲岡観音堂は江戸時代初期に建てられたもので、桁行き3間、梁間3間、入母屋、鉄板葺き(元茅葺)、正面に一間の向拝、内部の天井は折上組入れ格天井で花鳥画が描かれ、厨子は宮殿造りで木造聖観世音立像(製作年不詳、像高66cm、一木造、彫眼、昭和32年:1957年栃木県指定重要文化財に指定)が安置されています。
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体験 | 仏像重要文化財 |
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