橋姫明神

宮城県 長町一丁目駅

無人の御堂で広瀬川付近にあります。広瀬川氾濫のため、人身御供になった娘を橋姫として弔った伝説があります。

✨広瀬川の橋姫伝説✨
仙台の市街地より南側の地域を地下鉄🚇と徒歩で神社巡り👏Google mapsでホトカミの地図には無い小さな祠を見つけました。このあたりは車でよく通りますが、歩いてみてはじめて出会うこと、そして近くにあるのに気づかないことってあるんだなぁと思いました💦

その場所は、仙台市太白区長町にある『橋姫明神』です。

仙台を代表する河川といえば『広瀬川』伊達政宗公の居城である仙台城の天然のお堀でも知られます。その広瀬川に架かる橋の中で唯一『広瀬川』の名を冠する『広瀬橋』のたもとに、この小さな祠はあります。そこには『供養の石碑』が建っていました。読んでみると悲しいお話しが…😢

【橋姫伝説】　石碑の原文
藩政時代、この地に初めて永町橋（今の広瀬橋）を架けることになったが、長雨続きで広瀬川は氾濫し、橋を架けようにも架けられない状態であった。これは竜神様のお怒りに違いないとして、誰言うことなく信心深い若い娘を人柱にしないと橋は架けられないと噂が広まった。そのとき、長町根岸（百代の里）の長者の一人娘が「私が参ります」と申し出た。娘は儀式に従って十八夜観音堂に籠って断食をした後、川べりの木箱に入り埋められた。祈りの声と鉦の音はしばらく続いたが、やがてそれも消えるように途絶えた。すると川に光が射し、大水は見る見る間に引いて、無事に橋を架けることができた。娘は橋姫として、今も地元で供養が行われている。

何て悲しいお話し😢
宮城県民、仙台市民から愛されている、私も大好きな「広瀬川」にまつわるこんな悲しい話しがあったとは知りませんでした🥲
今、こんな素敵な清流を湛える広瀬川があるのは橋姫様のおかげ！感謝の祈りを捧げました👏このあたりの川沿いは桜並木🌸となっていて、春は素敵な景色が見られるところです。そんな季節にまた橋姫様に伺おうと思います。