稲住神社(魔王尊社)

京都府 西大路駅

こんなところに安倍晴明ゆかりの神社が・・・と言いたいところですが晴明神社と比べるとさみしい感じも・・・。土御門の屋敷跡に建てられたとのことで祖先である安倍晴明を祀っているのは頷けるのですが魔王尊・・・鞍馬天狗のことなのでしょうかね？梅林寺さんでなにかわかればいいんですが・・・

京都市下京区にある神社です。
御祭神は安倍晴明です。
安倍晴明公といえば　晴明神社の方が晴明公宅の跡地近くにある神社として有名で　観光地化していますが　この稲住神社は　安倍晴明の子孫と言われる土御門(つちみかど)家のお墓のある　梅林寺(非公開寺院)の近くにある神社です。
稲住神社や梅林寺のある梅小路八条周辺(うめこうじはちじょう)は　昔　土御門家の邸宅があったため　安倍晴明及び土御門家に関わりのある寺社が残っています。
先日2寺紹介させていただきましたが　繋がりの深い神社があったのです。
ただ　住宅街の中にあり　境内は広くなく　あまり目立たないので素通りしてしまうかもしれません。
境内には魔王尊があります。
魔王尊といえば何かを封印するだったような気がします。
一体何を封印しているのでしょうか。

御祭神 安倍晴明
呪術者としてではなく、天文学者の始祖として祀られています。

安倍晴明の子孫
土御門家ゆかりの、由緒正しい神社

平安時代には、この当たり一帯は、
陰陽師｢土御門家｣の屋敷がありました。
広さが１町(109m)四方あり、敷地の北側が住居で南側は祭壇などがあり、代々の天皇の即位に当っては｢天曹地府祭｣(六道冥官祭)という陰陽道でも最も重要な儀式を執り行っていましたこの辺りでは日常的に陰陽道の儀式がいろいろと執り行われていたようです。

昔この辺りに近隣の農民が稲束を積んでいたので｢稲積み｣それが転訛して｢稲積｣となりました

境内には魔王尊を祀る社
祠の中には古い木の切り株がありました🌳

魔王尊は京都の鬼門の方向を向いています。