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きどっち
2022年04月01日(金)
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このあたりには、平安時代末期に依藤豊季が築城した小沢城があったそうです。
もしかしたらこの大日堂の大日如来は小沢城と関係があったのかもしれません。
堂内には大日如来座像が安置されているそうですが、普段は公開されていないそうです。
<大日如来座像について>
寄木造りで像高130.5センチメートルです。智拳印(ちけんいん)を結ぶ金剛界の大日如来です。宝冠、瓔珞(ようらく)、胸飾りもきらびやかで、密教の中心仏にふさわしい威容をそなえています。
丸みをおびた威厳のある面相で彫眼です。額の白毫は後に入れたものと思われます。体躯は安定感がありますが、両腕の部分がやや貧弱に感じられるのは、後補のためと考えられます。腕釧(わんせん)は認められますが臂釧(ひせん)が認められないのは、その時に欠落したものと思われます。結跏趺坐(けっかふざ)する腰から膝への線も流麗(りゅうれい)ですが、衣紋は少しかたく感じられます。円光背と台座も後補とみられます。また裳懸座(もかげざ)は珍しいです。
両肩がいかり肩ですっくと背を伸ばすのは古様(いにしえざま)です。また胴長は平安後期の特色です。その像容や作風からみて平安時代後期から鎌倉時代初期の作と思われます。
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