七福神の弁財天とは?金運上昇のご利益や由来、日本三大弁天についても解説!
「弁財天ってどんな神さま?」
「弁財天のご利益は?」
こんにちは。
2万件以上の御朱印を紹介する日本最大の神社お寺・御朱印の検索サイト「ホトカミ」編集部の本間です。
七福神や銭洗弁天などで知られている弁財天(べんざいてん)。
どのようなご利益があるのか、どんなお姿をしているのか、どの神社お寺に祀られているのか……
詳しくは分からないことも多いですよね。
この記事では、そんな弁財天についての解説と、ゆかりの神社お寺を紹介していきます。
冒頭では七福神についての解説もしているので、
「七福神ってどんな神さま?」という方もご安心ください。
この記事を読めば、あなたも弁財天に詳しくなれるはずです。
神社お寺の検索サイト「ホトカミ」運営代表
吉田 亮
「100年後に神社お寺を残す」ために月間120万人の神社お寺ファンが使う神社お寺の検索サイト「ホトカミ」を運営する株式会社DO THE SAMURAI代表取締役。
東京大学理科II類入学後、文学部言語文化学科日本語日本文学(国語学)専修課程卒業。
2013年より日本文化や歴史を後世に繋ぐ事業を開始、2016年法人化。
ホトカミ編集部 記事ライター
本間 日菜乃
日本は神社お寺のテーマパーク。
これを読んでくださる皆様が、楽しく寺社巡りできる手助けになれば嬉しいです。
- インド・中国・日本の神さまが集まった「七福神」
- ご利益は「学問・芸術」「金運上昇」「勝負運向上」
- インドの河の女神「サラスヴァティー」から日本の「弁財天」へ
- 琵琶を持っているのは「妙音弁財天」
- 絶景を臨む「日本三大弁天」
目次
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インド・中国・日本の神さまが集まった「七福神」
七福神には
・恵比寿(えびす)
・毘沙門天(びしゃもんてん)
・大黒天(だいこくてん)
・布袋(ほてい)
・弁財天(べんざいてん)
・福禄寿(ふくろくじゅ)
・寿老人(じゅろうじん)
がいます。
毘沙門天、弁財天、大黒天がインド、
布袋、福禄寿、寿老人が中国、
恵比寿が日本の神さまとなっています。
七福神の詳しい解説は以下の記事で紹介しています。
七福神とは?見分け方やご利益、由来をご紹介
現在でも全国に様々な「七福神巡り」が存在します。
あなたも七福神を祀る神社お寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ご利益は「学問・芸術」「金運上昇」「勝負運向上」
弁財天のご利益は「学問・芸術」「金運上昇」「勝負運向上」です。
弁財天は河の女神であるため、
水の流れる音から音楽の神、流れる水ように饒舌というイメージから弁舌(知恵)の神としても信仰されてきました。
そのため、学問や芸術へのご利益があります。
また、福の神である宇賀神(うがじん)と合体したことにより、財力向上や商売繁盛などの金運上昇のご利益も生まれました。
全国に存在する銭洗弁財天では、境内に流れている水でお金を洗うと、金運上昇の効果があると言われています。
さらに、かつて弁財天が戦の勝利を願う武将からのあつい信仰を集めていたことから、勝負運向上のご利益もあります。
その他にも、恋愛、縁結びや、五穀豊穣など様々なご利益があります。
インドの河の女神「サラスヴァティー」から日本の「弁財天」へ
弁財天のモデルとなったのは、インドの河の女神であるサラスヴァティーです。
サラスヴァティーは芸術や知恵の神さまとしても信仰されています。
サラスヴァティーはヒンドゥー教の神さまでしたが、仏教に取り入れられた後に、日本にやってきました。
その際に、市杵島姫命(いちきしまひめのみこと:スサノオノミコトの剣から生まれた三女神のなかの一神)という日本固有の神さまと同一視された結果、現在のような琵琶を抱いた美しい女性の姿で描かれることになりました。
「弁財天」は、「弁才天」とも表記されますが、両者に違いはありません。
江戸時代以前は「弁才天」の表記でしたが、江戸時代に入ると福の神の総称である宇賀神(うがじん)と弁才天が合体しました。
その際、宇賀神に財力向上のご利益があったため「弁財天」の表記が生まれたのです。
また、「弁天」と略して表記することもあります。
弁財天のご真言は、 「おん そらそばていえい そわか」です。
ご真言とは、お参りする際に唱えると良いことがあるとされている言葉です。
琵琶を持っているのは「妙音弁財天」
弁財天の姿と聞いて、あなたはどんなお姿を思い浮かべますか?
実は琵琶を弾くお姿だけではないのです。
そこで、代表的な3つのお姿を表にまとめました。
このように、それぞれ戦闘神としての姿、美を強調した姿、神仏習合を表現した姿と弁財天の様々な面があらわれています。
よく目にする琵琶をひくお姿は「妙音弁財天」と呼ばれているのですね。
なお、八臂弁財天と宇賀弁才天が一緒になったお姿が見られる場合もあります。
絶景を臨む「日本三大弁天」
日本には、「日本三大弁天」というくくりがあります。
その内訳には多くの種類がありますが、代表的な組み合わせとして、
宝厳寺・竹生島神社(滋賀県)、江島神社(神奈川県)、厳島神社・大願寺(広島県)
が挙げられます。
弁財天は水、河の女神であるため、どの神社お寺も湖や海の近くに位置しており、美しい景色を臨むことが出来ます。
あなたも旅をしながら、弁財天巡りをしてみてはいかがでしょうか。
終わりに
ここまで七福神の解説から弁財天のご利益、お姿や由来、日本三大弁天を紹介しました。
弁財天には色々なお姿があるということを知って頂けたのではないでしょうか。
弁財天は「学問・芸術」「金運上昇」「勝負運向上」を授ける神さまです。
あなたも弁財天を祀る神社お寺にお参りして、運気上昇を願ってみてはいかがでしょうか。
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