真言宗豊山派
瀧水寺大日坊のお参りの記録一覧
東北三十六不動尊霊場第二番
庄内三十三観音霊場第九番
宗派は真言宗豊山派、ご本尊は湯殿山権現様。
湯殿山派4か寺の1寺で、表口別当として古くから出羽三山に対する山岳信仰・修験道の寺のひとつとして栄えたそうです。
友達との東北旅行で俺がどうしても行きたいと予定にねじこんだところです。
ええ、真如海上人の即身仏に会いたかったのです!
お堂の中でお話を聞くのですが、山形の訛りが心地よいです。
空海様が唐から日本に帰国する前に三鈷杵と五鈷杵を投げた際に、
三鈷杵は高野山に、五鈷杵は皇壇の杉(地滑りで今の場所に移築される前のとおろにあったそうです)に引っかかったと伝えられており
高野山と対をなす聖地とされているようです。
また、出羽三山は古来より女人禁制とされていたようで、女性の方が参拝できる場所となっていたようです。それを哀れんだ空海様が自らご本尊様の湯殿山大権現を掘られたとも伝えられています。
茅葺屋根の立派な山門です。
山門越しに桜
参道が良い感じです。
雪解け水でしょうか。奇麗に澄んでいますね。
こちらは弘法大師空海によって開かれ、即身仏がおられるお寺です。
また、徳川将軍家の祈祷寺でもあり、あの春日局が参詣したお寺だそうです。
拝観を申し込むとお祓いなどあるようで、普通はお坊様がつきっきりで説明してくださるようです。
が、私達が参拝した日はお忙しい日だったようで、順序が分からず逆の順路から見て回っていたようでした。
即身仏の前につくとちょうど脇から出てきたお坊様に「あ、参拝の方ですか?じゃあ、真如海上人の説明しますね」と説明していただきました。
山形は即身仏が多いことをふと思い出すと確かに全国にある即身仏の半分ほどは山形にありました。
山形の即身仏の名前に「海」の字がつくのは開いた空海にちなんだようでした。
願いが叶うと有名な真如海上人の衣が入ったお守りがあり1000円納めると頂けます。(衣は六年に一回、丑年と未年に変えるそうです。)
真如海上人は少しずつ穀物を経ち、時には即身仏になるために漆の液を飲みながら(ミイラと違い内蔵を取り除く処置をしないため、虫が湧かないようにする処置だそうです)お経を唱え続けて即身仏へとなられたそうです。
見たら「怖い」という感情が先立つかと思いきや、「恐れ」の前に「畏れ」が来ました。
こうやって自身が厳しい修行をし即身仏になって後世の人間に仏の道を示す…何ともありがたいことです。
ありがたく手を合わせていると「あれ?そう言えばお祓い受けてないですよね…?」今度は慌ただしくお祓いを受け、また即身仏へ戻る…うーん、意外とこのお寺さん(いい意味で)忙しい(笑)
こちらには十二支分の仏像があるので、自分の守護本尊参拝できます。
真如海上人のお衣が入ったお守り頂戴しました。
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