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ぜんぽうじ|曹洞宗龍澤山

善宝寺のお参りの記録一覧(2ページ目)
山形県 羽前大山駅

Gauche Ingalls
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2024年01月30日(火)
712投稿

#善寳寺

本堂の裏に建つ龍王殿、および少し離れた貝喰の池のほとりに建つ龍神堂に、龍道大龍王と戒道大龍女を祀る。

#戒道大龍女

HPによれば、龍道大龍王は過去に3度ここ善寳寺に出現し、3回目は三女を伴って現れた。HPの別のページは、法華経に収録されたシャカラ龍王の娘にまつわる逸話に言及する。どうやら龍道大龍王がシャカラ龍王で、戒道大龍女が彼の三女のようだ。

その話というのが、次のようなもの。
お釈迦さまとの会話の中で、シャリホツ尊者や智積菩薩が「女が悟りを得るなんて、あり得ないっすよ」と言った。するとシャカラ龍王の娘が現れて、男性に姿を変え、たちまち成仏して見せた。2人はその場に硬直するほかなかったと。
もはやスカッとジャパン、というか、これ見せつけるためにわざわざ来なすったんですか、と突っ込みたくなる。僕は原文を見ていない。

ところで、密教大辞典によれば、シャカラ龍王の三女の名は善女龍王。高野山の壇上伽藍や、醍醐寺(京都市伏見区)清瀧宮で祀られている。ここまでの話を整理すれば、法華経に登場するシャカラ龍王の娘、すなわちここ善寳寺の戒道大龍女は、善女龍王とイコールのはずだ。
ウィキペディアや個人のサイトでは、そうだと断言する記述を何度か目にした。しかし紙媒体の本やいずれかの寺院のHPで、同一尊と明示しているのは見たためしがない。

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2024年01月30日(火)
712投稿

#善寳寺

本堂の裏に建つ龍王殿、および少し離れた貝喰の池のほとりに建つ龍神堂に、龍道大龍王と戒道大龍女を祀る。
写真の御朱印には龍王尊と墨書きされている。念のため授与所で確認したところ、龍道大龍王と戒道大龍女のことだと。

#龍道大龍王

HPによれば、過去に3度ここ善寳寺に出現し、いずれも最後は貝喰の池に身を隠した。3回目は三女を伴って現れ、自分が八大龍王の1尊だと明かした。また、今後いつまでも眷属たちと共にこの山を守り、自分に寄せられた願いは全て叶えると宣言したと。
HPの別のページは、法華経に収録されたシャカラ龍王の娘にまつわる逸話に言及する。直接的な言い回しではないものの文脈上、龍道大龍王がシャカラ龍王で、戒道大龍女が彼の三女と見て間違いないと思う。

#沙伽羅龍王

梵語でサーガラ。法華経によれば八大龍王の1尊。また蓮華王院(京都市東山区)では、千手観音の眷属・二十八部衆の一員。

ところでここ善寳寺には、八大龍王が祀られている場所がある。本堂か、本堂と回廊で連結された別棟か、いずれにせよ、本堂に上がればその空間へも行ける。
像は珍しく、オジサンではなくドラゴン形態。そのそばに龍神秘密真言と称して、「オン シャニ キャラマニ ソワカ」と書かれていた。他では一度も見たことのない真言だ。が、あの場所に掲げてあるということは、八大龍王に向かってこれを唱えてもOKなのだろう。

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2023年12月23日(土)
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#善寳寺

ご本尊は薬師如来。本堂に龍頭観音の仏画を安置する。油絵ぽかったが、賽銭箱があるので開眼されていると思う。

#龍頭観音

三十三観音の1尊。

西国三十三所の札所本尊である観音菩薩は7種類で、七観音という。三十三観音にこれと重複するものは無い。
三十三観音が勢揃いした石仏も稀にしか見ないが、単独で祀られているのはさらに少数。これまでに僕が拝んだことがあるのは、ここ善寳寺の龍頭観音に加え、大乗寺(石川県金沢市)の楊柳(ようりゅう)観音、大船観音寺(神奈川県鎌倉市)の白衣(びゃくえ)観音、魚籃寺(東京都港区)の魚籃(ぎょらん)観音、全龍寺(東京都清瀬市)の一葉(いちよう)観音、勝念寺(京都市伏見区)のタラ観音の計6尊のみ。

三十三観音の個々のメンバーも、経典に登場するものから中国や日本で信仰され始めたと思しきものまで多様だそう。密教大辞典は初出する文献に着目して、彼らをいくつかのサブカテゴリに細分する。明確に経典に由来するもの、よく似た尊名が経典に出てくるが三十三観音として紹介される時と姿などが全く異なるもの、中国の書物が初出のもの、日本で初登場したと思われるもの、由来不明の5つだ。
楊柳観音、白衣観音、タラ観音は第1群、魚籃観音は第3群、龍頭観音と一葉観音は第5群に含めた。

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2023年12月23日(土)
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#善寳寺

ご本尊は薬師如来。本堂に龍頭観音の仏画を安置する。油絵ぽかったが、賽銭箱があるので開眼されていると思う。

#龍頭観音

三十三観音の1尊。

善寳寺の仏画や写真の御朱印に捺された御姿は龍の上に立っているが、姿とかたちの仏像事典によれば座禅を組む場合もあるらしい。

観音図典によると、観音菩薩と龍との関連は中国の民間信仰に由来するものの、龍に乗った観音さまが描かれるようになったのは日本が初だそうだ。
中国には元々、大雨で人々を害する龍を観音菩薩がなだめ、そうして大人しくなった龍は彼のそばに控え、適度な恵みの雨を降らせるという考えがあった。それが日本に伝わり図像の上で合体したという。

三十三観音には龍頭観音のほか、楊柳観音や魚籃観音がいる。最初に彼らについて説いたのは江戸時代に出版された同人誌みたいな本で、このカテゴリ自体には大したいわれは無いらしい。
ただ33という数字だけは観音経に基づく。観音さまは人々の前に現れる時、どんな姿で会えばその人を有効に導くことができるか判断して、最適なキャラに変身する。例示されている姿が33種類だ。
三十三観音の個々のメンバーも、経典に登場するものから中国や日本で信仰され始めたと思しきものまで多様だそう。密教大辞典は初出する文献に着目して、彼らをいくつかのサブカテゴリに細分する。龍頭観音は「由来不明」のグループだ。

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