はなぞのじんじゃ
花園神社のお参りの記録一覧(14ページ目)
《ミックジャギーの神社探訪》【25】
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『鳥居クグルの神社日記』【7】の3日後..
「どないしたんや、ミックはん。こんな所に呼びだして」
「すみません、山下さん。実は、鳥居君が又、神田明神で、しでかしちゃいまして」
「またかいな?しゃあないなぁ、あの子は」
「はい。それで、狛犬さんに礼儀がなってないって怒られて、又、俺が監督責任で、一週間の神社参拝禁止の謹慎処分になっちゃったんです」
「その、コマイヌさんて人、厳しいんやな」
「あ、人じゃ..いや、まあ、そうなんですけど..それで、俺の代わりに、神社参拝を通して、あの青年に礼儀というものを教えてもらえませんか?」
「えっ、ワイ、神社参拝の仕方なんて詳しくないよ?」
「あ、この本を用意しましたので」
「ほう..《ドンと来い!初めての神社入門》か、なるほど..大人の代表として、ひとつワイがレクチャーしたろかい!」
「有難うございます!」
「でも、ミックはん。こんなスカイツリーの展望台に呼び出さんでも、メールで済んだんとちゃうの?」
「あっ、一度、登ってみたかったんです」
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「遅いで...やっぱり、あの子は礼儀を知らんな..お、来たか」
「山下さん、お早うございます!」
「遅いで!今、何時やと思っとるんや!」
「え?朝の6時集合って言われたんで、10分前に来ましたけど」
「ワイは、5時前に来とったんやで!」
「え、いや、それじゃあ、6時集合の意味無いですよ!5時にすれば良かったじゃないですか!」
「それは、その..屁理屈や!今日は、ワイがアンタに礼儀というものを教えたるさかい」
「あ、はぁ..宜しくお願いします」
「ほな、行くで!一礼やで!」
「あ、はい」
「鳥居君!アンタ、早速、マナー違反やで!」
「えっ?僕、何かしましたか?」
「甘いで、鳥居君!」
「え、何がですか?」
「アンタ、今、どこ歩いとるんや」
「え、どこって、花園神社の参道ですけど」
「ふふっ..ワイの出番やな..神社の参道は、真ん中歩いたらアカンのやで!」
「えっ?そうだったんですか..何か理由があるんですか?」
「ふふっ..まず、手水舎で口と手、そして心を浄めようやないか!」
「あ、はい」
「心を込めて浄めるんやで!」
「あ、はい」
「そして、心を込めてお参りするんや!」
「はい」
「本日はお邪魔しております。宜しゅうお願いします」
「お願い致します」
「いや〰️、ここは、ええ神社や..気分良くお参りできたな。じゃあ、帰ろうか」
「あ、あの、山下さん。さっきの話は..」
「ん?なんや、さっきの話って?」
「もう、忘れちゃったんですか!参道の真ん中を歩いてはいけないって話ですよ!」
「あ、あぁ..そ、そうやったな..神社の参道はな..神様の通り道なんや!だから人間は端っこを通らんとアカンのやで!」
「えっ..そうだったんですか..全然知らなかったな..ジャギーさんも教えてくれなかったですよ」
「なんや、ミックはんも駄目やないか」
「ふ~ん、そうなんだ..面白いなぁ..
じゃあ、それにまつわる言い伝えとかあるんですか?」
「えっ?..」
ア、アカン..ここで、バシッとええ話を聞かせんと、ワイの威厳が保たれへん..
「そ、それは、そ、その..あることは、あるかなぁ..」
「そうですか!是非、聞かせて下さいよ!」
「そ、そうか?」
「はい!是非、聞きたいです!」
「あの..その..昔、昔..」
「あの、昔って、具体的には、いつ頃の話ですか?」
「そ、それは、アンタ..言い伝えやからな..
曖昧なほうが神話性が出ていいんや..」
「はぁ..そうですか」
「そうやで!」
「はぁ、で、昔、何があったんですか?」
「む、昔、あるところにナオミって女性がおったんや」
「ナオミですか?ずいぶん新しい感じの名前ですね」
「そ、そうか?」
「で、その、ナオミがどうしたんですか?」
「それで、その..ある日、ナオミが神社にお参りに行ったんや」
「はい、それで?」
「それで..ナオミが参道の真ん中を歩いてたら..後ろから、自転車に乗った神様が..」
「え?自転車ですか?」
「えっ?いや、自転車風の乗り物やな」
「...はぁ..それで、どうしたんですか?」
「それでやな、ナオミの後ろから自転車風の乗り物で近づいて来た神様がナオミに仏頂面で言ったんや!」
「なんて?」
「【もっとはじっこ歩きなさいよ】って言って、去って行ったんや!」
「え............それだけですか?」
「それだけやないで!翌日もナオミが神社の参道を歩いてたら、又、自転車風の乗り物に乗った神様が近づいて来て、ナオミに言ったんや!」
「あ.....はい.....なんて?」
「【おげんき〰️?】って言ったんや!」
「.......あ、はぁ...なんか、ピンと来ない話ですけれど..その神様、なんてお名前なんですか?」
「え?...」
「いや、その神様、なんてお名前なんですか?」
「そ、そ、それは、なんやったかな..確か
【ミカワケンイチノカミ】やったかな?」
「【ミカワケンイチノカミ】ですか..」
「じゃ、じゃあ、今日は、この辺にしといたるわ..」
「............はい」
【つづく】
《よいこのみんなへ》
このおはなしは【ふぃくしょん】です。
【ミカワケンイチ】は、かみさまではありませんよ。くわしくしりたい、おともだちは、どうがさいとで【美川憲一、もっとはじっこ歩きなさいよ】とけんさくすれば、たぶん、でてきますよ!
あと、おとうさん、おかあさんに、『こんなことかいてるひとがいる』っていわないでね!
みっくじゃぎーより
「新宿の朝は早いんやで!」
撮影/マエストロ.山下幸三
「こちらの鳥居も大きいですよ!もしかしたらこっちがメインなんですかね?」
撮影/鳥居クグル
「桜が咲きました」
撮影/巨匠.世界のミックジャギー
「境内で演劇が上演されていましたよ!」
撮影/鳥居クグル
「境内社の芸能浅間神社や!
芸能人は歯が命やで!」
撮影/マエストロ.山下幸三
「こっちも、境内社の稲荷神社や!
ちょっと、稲川入ってしもたけど、怖くないで!」
撮影.マエストロ.山下幸三
新宿の総鎮守さま。仕事で遊びで新宿へは良く出かけたが、実は初めてのお詣りです。
靖国通りを新宿駅方向へ。近くに寄席(新宿末廣亭)も近い事もあって何度か通っていたのですが、長い参道です。
唐獅子です。
明治通り側の赤い大鳥居です。
本殿です。
高層ビルが多い新宿ですが、寺社仏閣も多いイメージがあります。
一輪一輪と蕾が開いてきました。
その向こうには「1年の計」に何を思う。
本殿の右に社務所があり、ここで拝受できます。
限定の「切り絵の御朱印」がありました。
イラストは、花園神社に桜が満開のもの。
その御朱印に本殿をバックに撮影していた参拝者が多く見かけました。
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