浄土宗千歳山観音院

東京都 祖師ケ谷大蔵駅

当院は昭和５６年に「妙定院(みょうじょういん)別院 千歳観音堂」として開創されました。
平成元年に「観音院」として独立した寺院となり、平成４年には宗教法人として認証されています。
開山上人は妙定院十三世「心譽貞賢上人」です。

芝公園にある「妙定院」は、「大本山増上寺」の別院として、徳川九代将軍家重公により開基されました。開山上人は増上寺四十六世「妙譽定月大僧正」で、宝暦１３年（1763年）の建立です。
妙譽定月大僧正は、九代将軍家重公、十代将軍家治公や、大奥の女房方から深く尊崇帰依され、増上寺における家重公の葬儀の大導師を厳修されました。
こうした関係から、江戸城大奥で信仰されていた「十一面観世音菩薩像」が、妙譽定月上人のもとに寄進・奉納されました。

当院は、この十一面観世音菩薩像＜千歳観音＞をおまつりするために建立された「千歳観音堂」に起源を発します。
ご本尊は阿弥陀如来で、御前立ちとして十一面観世音菩薩をおまつりしています。
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