安立寺

東京都 千駄木駅

東京都台東区谷中に位置する安立寺（あんりゅうじ）は、日蓮宗の寺院で、山号は常観山です。この寺院は、寛永7年（1630年）に京都本法寺鶴林院の僧・日養によって、自身の隠居寺として創建されました。

●歴史的背景

安立寺は、日養が明暦3年（1657年）に亡くなる前に設立され、当初は京都に位置していました。寺の本尊は十界曼荼羅で、境内には日親堂があり、そこには鍋冠日親上人の像が安置されています。また、茶道宗匠の川上不白の墓もあります。

●寺院の構成と文化

安立寺の境内には、複数の重要な建物が存在します。客殿や擁護堂があり、さまざまな仏像が安置されています。特に、日親上人の木像は訪れる人々に深い感銘を与えています。また、安立寺には多くの著名人の墓所もあり、日本画家の下村観山や陸軍中将の佐野延勝など、文化と歴史に名を刻んだ人物が眠っています。

正式名：常観山安立寺
東京都台東区谷中にある日蓮宗の寺院で、旧本山は京都の本法寺、親師法縁。
寛永7年（1630）、京都本法寺の鶴林院日養が隠居所として開創した。
境内には下村観山（日本画家、日本美術院を創立）、川上不白（茶人）、佐野延勝（陸軍中将）、葦葉山七兵衛（相撲）、 宮地要三（江戸時代の医師）の墓所がある。

お参りして御首題をいただきました。