いぶきじんじゃ
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長浜港に向かっていると総持寺様の少し手前で鳥居が見えたのでお詣りさせて頂きました。
伊吹神社様は広い境内をお持ちで、室町時代には人気の猿楽の座の本拠地にもなっていたそうなんですが、現在は無人の御社様でした。
祠も一つだけで合祀された形跡がありません。明治の合祀政策で七万社も姿を消したのに珍しいなと感じました。
更にその唯一の祠にお祀りされている「伊吹神」が神話に登場のない神様で、はっきりと御祭神が分からないそうです。
伊吹山が御神体と考えるのが普通の立地なんですが、そうであれば「多々美比古神」と伊吹山の御神名を掲げるそうなんです…
調べていくと、この辺りは伊吹の杜という広大な森があり、湧水が豊かで、そこに棲む「山田大蛇」を農業神と祀ったと記載のある石碑の存在が出てきました。
また、日本神話では日本武尊が従わない伊吹山の神を征伐しようと伊吹山に分け入ると白い大蛇に化身した伊吹山の神が現れます。神の使いだと思い込んだ日本武尊は相手にしませんでした。これに怒った伊吹山の神は氷の様に冷たい雨を降らせ日本武尊を撤退に追い込んでいます。
また、別の資料では御祭神を「八岐大蛇」と断言しているものもあります。
伊吹山の神(白い大蛇)=山田大蛇=八岐大蛇
などと勝手に妄想が膨らんでいき、調べていてメチャ楽しかったです(*´▽`*)
湧水がこんこんと湧いてました
滋賀・岐阜の寺社仏閣巡りの4箇所目は、滋賀県長浜市に在る伊吹神社です。
先の知善院から次の寺院へ向かっている途中、木々が生い茂っているのが目に入り、時間に余裕があったので寄ってみました。
祭神は、伊吹神、または、八岐大蛇(やまたのおろち)。
(神社の説明書きが2つあって、一方には伊吹神、もう一方には八岐大蛇と記載されていた)
創建は不詳。広大な土地を有し、戊亥・辰巳・川崎・口分田・保田・橋本・中沢の山階(やましな)荘7ヶ村の総社だったとの事です。
伊吹山は、戦後になってコンクリートの需要増に伴い大量の石灰岩を切り出したため地肌が見えてしまっていますが、昔はきれいな山であった事は間違いなく、伊吹山そのものを神としてこの地で崇めてきたのではないか思います。
鳥居をくぐって先へ行くと、参道は左に直角に曲がり正面に社殿となります。
参道左側に井戸水をそのまま手水にした感じ。位置が低いのでかがんで水を汲んで心身を清めます。直ぐ社殿ですが、四方を塀で囲まれていて、拝殿は無く、本殿のみの様です。扉には鍵が掛かっていましたので、扉の前で手を合わせました。
社務所はなく、全くの無人でしたので御朱印は頂いておりません。
井戸水をそのまま手水にした模様
社殿
本殿
見える山は伊吹山
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