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さいみょうじ

西明寺のお参りの記録(4回目)
滋賀県多賀大社前駅

投稿日:2023年12月05日(火) 04時12分35秒
#西明寺

ご本尊は薬師如来。本堂に眷属の十二神将も祀る。アンチラ大将はその1尊。

#安底羅大将

梵語でアンディラ。

衆知の通り、十二支は中国の発祥。インドでは十二神将と干支の関連以前に、十二支という概念さえ知られていなかったようだ。もっとも、十二支は占星術の黄道十二宮が元だともいい、その十二宮はインドにも伝わっている。
何かの本に、十二神将と干支を結び付ける発想自体は、中国ですでに生まれていた、と書いてあった。ブリタニカには、十二神将の像が頭に対応する動物を付けるようになったのは、日本に来て以降だと。平安時代あたりが境目らしい。ここ西明寺の十二神将も、この新しい作風だ。アンディラ大将は卯に対応するので兎。

ところで十二支が象徴するのは、年だけではない。1日を2時間ずつに等分した刻(こく)や、360度を12分割した12方位にも配せられる。丑三つ時、正午、子午線、辰巳の方角などの言葉に、その伝統が残っている。
日本仏像大全書によれば十二神将は、自身が担当する干支の年に生まれた人々だけでなく、その干支と対応する時刻や方位をも守護する。

そもそも彼らは、当初は薬師如来の十二の大願を実効性あらしめるため、12尊で出現したらしい。日本仏像大全書は、十二神将は薬師如来の信者を守護するとも記す。
個人的に、あまり十二支に拘泥する必要はない気がする。
西明寺の御朱印

すてき

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