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長命寺ではいただけません
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長命寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年05月12日(木)
参拝:2022年4月吉日
【西国三十三所巡り(14/33)】
長命寺(ちょうめいじ)は、滋賀県近江八幡市長命寺町にある天台宗系単立寺院。山号は姨綺耶山(いきやさん)。本尊は千手観音、十一面観音、聖観音の三尊を千手十一面聖観世音菩薩としたもの。西国三十三所第31番。本堂、三重塔、護摩堂、三仏堂、護法権現社拝殿は国指定の重要文化財。
創建は不詳。寺伝によると第12代景行天皇の御代に武内宿禰が当地で柳の木に「寿命長遠諸願成就」と彫り長寿を祈願。その後、推古天皇の御代の619年、聖徳太子が当地に赴いた際に武内宿禰の彫った文字を発見し感銘を受けると、白髪の老人のお告げがあり、これに従って柳の霊木に千手、十一面、聖観音三尊一体の聖像を彫って安置し、伽藍を整備、長命寺と名付けた。確実な史料での当寺の寺号の初見は平安時代後期の1074年。平安時代末期1184年に、近江國蒲生郡佐々木荘領主の佐々木秀義が平家との大原谷の戦いで討死すると、源頼朝はその冥福菩提を弔うため諸堂を再興した。戦国時代には武将が当山に陣取ったため、1516年の兵火で灰燼と帰したが、その後100年を掛けて現在の堂塔が再建された。
当寺は、JR琵琶湖線・近江八幡駅の北西7kmの琵琶湖東岸、津田山(標高424m)の南西中腹にある。琵琶湖そばの山裾から808段の急な石段を登ることもできるが、車だとあと100段ほどのところまで行くことができる。登り切って境内に到着すると、中央に大きな本堂、右手に重文の三重塔、左手に三仏堂ほか諸堂宇がある。全体としてはそこそこの広さで、境内からは琵琶湖を望む景観が楽しめる。
今回は、西國三十三所の札所であることから参拝することに。参拝時は休日の午前中で、自分以外にも何組か参拝者が訪れていた。
最寄りの駐車場からの参道入口。本来の参道階段は808段だが、ここからだと100段ほどで境内に辿り着く。
階段から上を見上げる。
境内入口の門。
門をくぐって右側にある<水屋>。
あと一息で本堂に辿り着く。
階段の左手にある<書院>。
階段の突き当りにある地蔵像たち。この後、階段は右方向に折れ曲がる。
階段を登り切ると<寺号標>がある。左は本堂、右は三重塔。
<本堂>を見上げると、かなり大きいことが分かる。
先に<三重塔>に参る。桃山時代の1589年から1597年にかけての再建。三間三重塔婆、杮葺、各重とも高欄付の縁を廻し(初重四隅のみ疑宝珠付)、外部は総丹塗り。高さ24mあまり。国指定の重要文化財。
三重塔の隣、本堂との間にある<護摩堂>。三重塔再建の後、1606年に再建。桁行三間、梁間三間、宝形造、檜皮葺、丹塗。国指定の重要文化財。
三重塔から見た<本堂>。
三重塔への階段下、本堂側にある<閼伽井堂>。
三重塔への階段下、閼伽井堂の向かいにある建物。展示物が置いてある。
本堂沿いに西方向(三重塔の逆方向)に進み階段を上がったところの眺め。
いよいよ<本堂>。1516年に焼失後、1522年から1524年にかけて再建。当寺最古の建築。桁行七間、梁間六間、一重、入母屋造、檜皮葺。国指定の重要文化財。
内陣須弥壇中央には、聖徳太子作と伝わる「千手十一面聖観世音菩薩三尊一体」、すなわち千手観音立像、左側に聖観音立像、右側に十一面観音立像を安置。(像はすべて秘仏で、国指定の重要文化財。)
内陣須弥壇中央には、聖徳太子作と伝わる「千手十一面聖観世音菩薩三尊一体」、すなわち千手観音立像、左側に聖観音立像、右側に十一面観音立像を安置。(像はすべて秘仏で、国指定の重要文化財。)
<本堂>入口。上がったところに納経所がある。御朱印はこちら。
<本堂>内部。大きな赤い提燈が目を引く。
<本堂>からの琵琶湖の眺め。
本堂の西側にある<三仏堂>。1184年に佐々木秀義の菩提を弔うために、その子・定綱が造立。1516年の焼失後、永禄年間ごろ(1558年~1570年)再建。桁行五間、梁間四間、入母屋造、檜皮葺。国指定の重要文化財。
<三仏堂>内部。その名の通り、釈迦、弥陀、薬師の三尊を祀る。
三仏堂の左隣(西隣)にある<護法権現社拝殿>。1565年の建立。桁行三間、梁間二間、入母屋造、檜皮葺。三仏堂と<渡廊下>で繋がっている。国指定の重要文化財。
護法権現社拝殿の後ろにある<護法権現社本殿>。当寺の御法神として開山の武内宿禰を祀る。江戸時代後期の再建。
護法権現社拝殿より西側の境内は、この鳥居からスタートする。
鳥居の右脇から伸びる階段を登ると<如法行堂>。勝運将軍地蔵尊、知恵文殊菩薩、福徳庚申尊を祀る。豪華なラインナップ!(o^―^o)
如法行堂の東側にある<鐘楼>。1608年の建立。入母屋造、檜皮葺、重層、袴腰付。国指定の重要文化財。
<鐘楼>内部。梵鐘は小さめ。
鐘楼の東側の山上にある<修多羅岩>。武内宿禰の御神体としている。修多羅は、仏教用語でいう、天地開闢、天下太平、子孫繁栄をいうとのこと。
如法行堂から山側を西向きに進んだところにある<商売繁盛の仏神・拕枳尼天尊(稲荷大明神)>。
境内の西端にある<太郎坊権現祠>。拝殿後ろの巨大な岩が強烈なインパクト。
階段を登り切ったところにある<祠>。
祠から眼下を見下ろすと、拝殿の向こうに琵琶湖が見える。
最後に、最も印象に残った<三重塔>。美しい佇まい。(^▽^)/
すてき
みんなのコメント(4件)
しん
惣一郎さん、こんばんは!
ここは私も車で途中の駐車場まで上がりました🚙
800段は厳しいです😅
滋賀県は山の上の寺社がたくさんありますね!
2022年05月12日(木)
しんさん、こんばんは~!(^▽^)/
おっしゃる通り、滋賀県には山の上の寺社仏閣が多いですよね。
参拝プランを立てる時にそのことを考えていなくて、この日は合計で800段(=100段+450段+250段)ほど登る羽目になりました...(^_^;)
2022年05月12日(木)
惣一郎さん、長命寺いいですね。こういう感じの山寺好きです。いつか行きたい、、車で。
2022年05月16日(月)
穏暖さん、こんばんは~!
コメントありがとうございます。(^▽^)/
自分も、伽藍が一通り揃った山岳系寺院はかなり好きです。
何度も行きたくなるかどうかは、駐車場から伽藍までの階段の段数もファクターの1つでしょうね~(o^―^o)
2022年05月17日(火)
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惣一郎1269投稿
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