ぶじょうじ|本山修験宗|大悲山
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楽しみ方峰定寺のお参りの記録一覧

今回は京都市左京区の寺院巡りです。
先ずは、花脊原地町に在る大悲山 峰定寺です。「ぶじょうじ」と読みます。
本山修験宗で、本尊は千手観音。
この本尊・千手観音坐像は重文、他に所蔵の釈迦如来立像、毘沙門天立像、不動明王及び二童子立像、金剛力士立像も重文です。
しかしながら、入山できるのは最近は5月3日、9月17日、11月3日の年に僅か3日。しかも雨天時は入山出来ないという結構なハードル。おまけにアクセスも厳しい。ここが京都市なの?と思ってしまう程の山奥。鞍馬から北へ行くのが一般的だと思いますが、私は鞍馬経由ですとかなりの遠回りになるので琵琶湖大橋を渡って大原から国道477号を進みますがこれが酷道。正直、林道。峠を2つ越えるし、最大斜度はなんと18%。所々ガードレールは無いわ、殆どスレ違いなんて不可能な道(国が管理している道というだけの事。国道という看板に騙される)。過去に1度走行した事があり、もう二度と走るものかと思っていましたが、今回走らざるを得ない状況になりました。
1154年に奈良の大峰山(おおみねさん)、熊野の山岳修験者である三瀧上人観空西念が創建。千手観音を石窟中に安置した事に始まる。同年、鳥羽上皇により勅願所となる。本堂、仁王門の造営は上皇勅命により、藤原通憲(信西)、平清盛が任命された。また不動明王立像、毘沙門天立像も奉納された。鎌倉時代頃から寺勢は衰え、江戸時代になり1676年に後西上皇の勅により、上皇の皇子である聖護院宮道祐親王が貴船成就院の元快に命じて、伽藍を再興。これにより聖護院の支配下となり、修験道練行の道場になったとの事です。
9月17日は入山出来る日との事ですが、難儀して4時間掛けて行ってみたら入山不可だったでは洒落にならないので、事前にTelして確認した所、「9/17は入山出来ます。但し、修験者が全国から来て護摩供が行われるので、9時~12時前くらいまで。」との事でしたので、自宅を早めに(6時前)出発しました。酷道477号線を走り、府道38号線(鞍馬街道)に入り北上すると橋の袂に「峰定寺」の看板(千手観音の大きな幟も立てられていた)があるT字路を曲がって川沿いに2kmほど進むと左側に「峰定寺駐車場」がありましたので停めさせて頂きました。(10数台駐車可、無料)
「峰定寺参道」と彫られた大きな石の横を進むと両側に料理屋、宿(美山荘)があります。老舗で高そう。その先に鉄製の門の様なゲート、峰定寺の境内だと思います。ゲートを抜けると仁王門、収蔵庫、本坊がありました。本坊の周りは修験者の方ばかり。先ずは拝観受付をせねばと本坊へ行って、「拝観受付と御朱印をお願いします。」と伝えると「今日は無料、写真は駄目、御朱印は書置きのみで良ければ300円。」との事で御朱印を頂きました。(ネットで調べると通常、入山料と収蔵庫拝観料のセットで2000円らしい)
先ずは収蔵庫を拝観。先に記載済みの文化財指定の仏像が全て安置してあります。高さ約2.7mの金剛力士立像を除いて、他の仏像の高さは大体50cm前後でガラスケースに納まっているのでガラス越しではありますが、近くから観る事が出来ます。どれも良くできた仏像でした。(無指定の地蔵菩薩立像も安置してありました。何か気になる像でした。)
収蔵庫を出て、本堂へ向かう事にしました。石段を15分程度上がると着くらしい。仁王門をくぐり石段を上がります。通常は飲み物とタオル以外は寺務所に預けるそうですが(スマホもカメラも)、修験者さんへの対応で一般参拝者に構っていられないのでしょうか、特に荷物を預ける事もなく仁王門をくぐりました。思いの外、斜度があるせいか結構しんどい。汗が流れ落ちます。何とか頑張って10分程で懸造りの本堂に到着。堂内にも入れましたので本尊は不在とわかっていましたが(収蔵庫に安置)手を合わせました。外廊下(濡れ縁)から眺めた景色は良く、風も少しあって気持ち良かったです。規則?に則って写真は撮らずに仁王門に戻りました。
彩燈大護摩供の護摩壇は橋を渡った先に設けてあり、警官や消防士が待機。お堂での護摩は何度も見ていますが、外での護摩は一度も見た事がないので見たかったのですが、正午くらいから修験者全員が本堂に上がり、下りてきてから護摩が始まるとの事で昼過ぎになってしまう。そうすると他の寺院を廻れなくなるため、後ろ髪を引かれる思いでこちらをあとにしました。(来た道を戻るのは気が重かった。)

御朱印




手水

仁王門(重文)(金剛力士像は収蔵庫に安置)
門をくぐって石段を上がり本堂まで約10分

収蔵庫と本坊

彩燈大護摩供の護摩壇

本堂(重文)
(ネットから転載)
桜を求めて国道477号線走ったのでついでに寄らせていただいた。
細い道でたまにシャトルバスが走ってるが大丈夫。川沿いで高い木々が気持ちいい。
峰定寺駐車場と書かれた駐車場あるがここはだいたい満車です。どうやら近くの高級料亭の人が勝手に停めてるらしい。
なので、もう少し走ると「お詣り駐車場」と書かれた駐車場に停めさせてもらうのが良いと思う。
4月8日参拝で、確かに寒い日でもあったが、車から降りるとめちゃくちゃ寒く、桜は全く咲いていない。辛うじて蕾があるかなないかなぐらい。
お寺の方曰く通常はGW頃に開花するのでもう少し先とのこと。なのでよく「ここの桜は枯れてるんですか?」と聞かれるそうだ。あと雪降ってた。
受付で財布とハンカチ以外預けて杖を持って山道を30分ほど登る。ちなみに御手水ないのでハンカチ持参の理由は、多分汗拭き用。
久しぶりの参拝だったので油断してたがすっごいしんどい。
本来は「懺悔懺悔六根清浄」と言いながら上がるのがベストだそうだが、無理、息が続かない。
それでも本堂にたどり着いた時に見える山々と清々しい独特の空気はどこにも勝る。
そういえば受付のおばちゃんが「参拝されますか?」とかじゃなくて「頑張られますか?」と聞かれたが笑う。頑張った!
山門。以降は撮影NG
山門までの道。高い木が多い
この橋を通って30分ほどで神木「三本杉」に会える。
水が澄んでる。桜は全く。

4月下旬は、京都の市街地では桜の見頃はほぼ終わりなんですが、京北ではまだ綺麗に咲いているということで、常照皇寺→峰定寺→春日神社という順に巡りました。
峰定寺は桜の名所というわけではないんですが、修験道のお寺で、仁王門から険しい山道を登ったところに、室町初期の懸造の立派な本堂(重文)が建っています。懸造の大規模な仏堂では、現存最古例とのこと。残念ながら仁王門より上はカメラ持ち込み禁止で、受付で預かってもらいます。
かなり秘境にあるイメージがありますが、市街地から車で一時間半ほど。秋に続いて2回目の訪問でした。本尊の千手観音など仏像も重文に指定されているので、今度は宝物公開日に来てみたいですね。
門前に美山荘という有名な料理旅館があります。峰定寺の宿坊が起源らしいのですが、かなりお高いので、金の無い学生は県道沿いの茶店「はしもと」へ。ここの山菜定食は千円ちょっとでかなり美味しく、お腹いっぱいになるのでおすすめ。女将さんは美山荘で修行したことがあるそうです。ここの茶店の管理地で、川を挟んで向かいにある土地に生えているしだれ桜がかなり綺麗だったので、許可をいただいて撮りに行かせてもらいました。
峰定寺仁王門(1350造営)。重文。銀残し風に現像してみました。
茶店「はしもと」向かいの枝垂桜。
京都の山奥の花脊にある山岳寺院「峰定寺」
交通手段は車。
京都の郊外、山奥にあるので当然山道。箇所によってはすごく狭いので行くだけで疲労。駐車場あり。
普通門に閉ざされ15時半までの入山、冬季閉鎖。
受付で拝観料と荷物を預けてから立派な仁王門をくぐり入山。撮影NG、荷物持ち込み不可。
仁王門横が宝物館のようになっており特定の時期のみ公開。
仏像公開時に参拝。が、帰るときにほかの人に会っただけで少ない様子。
仁王門以降は石段が永遠に続く、周囲は当然山。石段を登ると清水寺を彷彿とさせる木造の本堂が現れます。ただ破損もひどいので結構怖いんだよなぁ。雰囲気はすごい。

友人が車を出してくれてお参りできましたw
本堂まで400段の石段も一緒に登ってくれて
感謝🙏
種子の梵字は御本尊十一面千手観音のもの
閣のハネの渦巻き๑ がお気に入りですw

印
洛北霊場
種子(キリク)
大悲山峰定寺
墨
大悲閣
大悲山峰定寺
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