日吉大社のお参りの記録(1回目)
滋賀県坂本駅

#日吉大社

本殿に相当するのが西本宮と東本宮の2棟ある。また、境内にちらばる宇佐宮・牛尾宮・白山宮・樹下宮・三宮と合わせて、山王七社というそうだ。
ご祭神はそれぞれ、オオナムチの神、オオヤマクイの神、タゴリヒメの神、オオヤマクイの神の荒魂、ククリヒメの神、カモタマヨリヒメの神、カモタマヨリヒメの神の荒魂。神仏習合の時代はそれぞれ、大比叡大明神・小比叡大明神・聖真子権現・八王子権現・客人権現・十禅師権現・三宮権現と呼ばれたと。

#大己貴神

比叡山の地主神とされるのはオオヤマクイの神で、彼がここに鎮座することは古事記にも記載される。これに対しオオナムチの神は、パンフには天智天皇が奈良から大津へ遷都した時に三輪山から勧請したとある。
間違いなく大神神社（桜井市）のことを言っていると思われる。が、大神神社ではご祭神をオオモノヌシの大神と表記する。
オオナムチの神もオオモノヌシの大神も、日本書紀などでオオクニヌシの神の別名だと明言されている。ただ何となく、いくつかある神名のうちオオモノヌシの大神だけは他と区別して用いられているような印象があったので、パンフを読んだ時は少し驚いた。
これも直感だが、出雲大神宮（京都府亀岡市）のオオクニヌシの命も、三輪山と関係がありそうな気がする。