勝願寺

埼玉県 鴻巣駅

勝願寺（しょうがんじ）は、埼玉県鴻巣市本町8丁目にある浄土宗の寺院である。浄土宗の関東十八檀林の1つであり、号は天照山良忠院。本尊は阿弥陀如来。市内登戸地区にはもう一つの勝願寺が存在し、こちらの宗派は新義真言宗（真言宗豊山派）である。

歴史[編集] 創建[編集] 浄土宗第3祖良忠が鎌倉幕府第4代執権北条経時から箕田郷松ヶ岡（後の鴻巣市登戸）の地を寄進され、一宇を建立したことに始まり、良忠の師である勝願院良遍にちなんで勝願寺と名付けられた[1]。良忠の没後は門下の良暁、定惠、良順が鎌倉光明寺と当寺の住職を兼任し[2]、光明寺第5世住職・了専の時代には良順の弟子・良意が当寺の住職を務めたが、永享元年（1429年）に良意が没した後は相続する者はなく、浄土宗寺院としての歴史は途絶えた[2]。その後、室町から戦国時代にかけての戦乱によって寺は荒廃し、宗派も真言宗へと改められた[3]。 なお、創建の時期については建長4年（125...Wikipediaで続きを読む

アクセス[編集] JR東日本高崎線鴻巣駅から徒歩約10分[1]。 関越自動車道東松山インターチェンジから車で約30分[1]。 ^ a b “お十夜・人形感謝祭 - イベント情報”. 朝日新聞. 2016年12月17日閲覧。

年中行事[編集] お十夜 毎年、11月14日から11月15日朝まで行われる念仏会で、「塔婆十夜」ともいう[1]。この行事は400年近い歴史があり、鎌倉の光明寺で催される「双盤十夜」や八王子の大善寺で催される「諷誦文十夜」とともに「関東三大十夜」のひとつと称されている[2][1][3]。また、当日は鴻巣ひな人形協会の主催による人形供養や[4]、「お練り」と称される僧侶や稚児による行進などの行事が行われるほか[5]、参道や境内には夜店が並び多くの参拝者が訪れている[1]。 ^ a b c 水村 1989、25頁 ^ 引用エラー: 無効な タグです。「近現代536」という名前の...Wikipediaで続きを読む