本昌寺では、法華経の言葉(教え)を伝えるべく、『伝える御首題』と命名した御首題を墨書押印してきました。
この度、新章として、日蓮聖人のお言葉を伝える御首題、『伝える御首題 ご遺文篇』を始動致します。
御首題を通じて、日蓮聖人の示唆に富んだお言葉を、季節のお花と共にお伝えして参ります。
6月7月は紫陽花と蓮華です🪷
日蓮聖人のご遺文は多種多様にありますが、『気づき』をテーマにお言葉を抜粋しお伝えしていきます。
『伝える御首題 ご遺文篇』も、今までの『伝える御首題 法華経篇』同様、28種の完成を目標にし、2.3ヶ月に2体のペースで発信していければと考えています。
今後とも、ご覧頂ければ幸いでございます。
では早速、
⚫︎『伝える御首題 ご遺文篇』
ご志納金:1000円
Episode3『新池御書』(にいけごしょ)
「始めより終わりまで 弥(いよいよ) 信心をいたすべし」
最初から最後まで、信心を貫くべき
これが、日蓮聖人の主張です。
三日坊主の語源はご存知ですか?
意味としては、長続きしないこと、飽きっぽい人のことを指して、三日坊主と呼んだりしますが、語源は、仏道修行が厳しすぎて、3日で根を上げてしまう坊主の様、あるいは、仏道修行の厳しさを表す言葉でもあります。
今の私が大事だなと思うのは、現代はやること・やれることが、ありすぎると言っていいほどたくさんあるので、『やること』と『やらないこと』を整理していくこと。
なんでもかんでもやろうとすると、全てが中途半端になりがち。
自分の器、自分に与えられた時間の中で、『やること』、『やらないこと』を整理する。
まさに今の自分に必要なこと😅
その上で、やると決めたら、継続の意志を固く持つ。(これが難しい!)
例え望むような結果でなくとも、得られるものはあるはず。
何より、決めたことを反故にせず、やり遂げていくことで、自分への信頼度が高まる。
それすなわち、自信(自らを信じること)。
自分との約束事を守るということは、自分の中の神仏との約束事を守ることでもあるので、それができる人が信心深い人・・・
とも言えるんじゃないかと思います。
⚫︎『伝える御首題 ご遺文篇』
Episode4 『開目抄』
「愚人にほめられたるは 第一のはぢなり」
日蓮聖人の主張
「物事の真理のわからない人に褒められるのは、とても恥ずかしいことである」
Episode3で、『やること』、『やらないこと』を整理していくことが大切とお伝えしましたが、『何をやるのか?』を考える上で、自分自身が影響を受けた言葉の1つです。
私が尊敬する和尚さんは、
「神仏がどう感じているか? 神仏が喜んでいるか? この視点を持つことが大切」
とおっしゃいます。
うーん、自分本意が多い自分にとってはとても耳が痛い👂
褒められることは嬉しいことですが、その評価のほとんどは、表に見えてる部分だけで、内側(理念や考え方)まで見た上での評価ではないように思います。
仏教における愚人とは、真理、仏法をよく理解していない人のことを言います。
逆に智慧ある者とは、真理、仏法をよく理解しているもの。
智慧ある人は、目に見えている部分だけで評価するのではなく、内側の部分を見て評価するので、価値あるもの。
ということですね。
まだまだ愚人な私ですが、
「神仏がどう見ているか?」
この視点を大切にせねばと思う、今日この頃です。
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