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勝手神社ではいただけません
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かつてじんじゃ

勝手神社のお参りの記録(1回目)
奈良県吉野駅

投稿日:2022年12月18日(日)
参拝:2022年8月吉日
2
残念なことに、勝手神社は平成13年(2001年)、不審火で社殿が焼失してしまいました。 鳥居だけが残されており、かつて本殿があったであろう場所は野草が生い茂り、再建復興の寄付を募る看板が物寂しく映ります。 創建年代は不詳なるも地元の記録文献「日雄寺継統記」では、孝安天皇6年(紀元前386年)との記述があり、大海人皇子/天武天皇(おおあまのみこ)が社殿で琴を奏でたところ、天女が舞い降りて五度袖を振りつつ舞ったと伝えられ、雅楽「五節の舞(ごせちのまい)」の発祥地とされています。 また、文治元年(1185年)雪の吉野山で涙ながらに源義経と別れた静御前が、追手に捕えられた際に社前で雅な法楽の舞を舞ったという伝説があり、境内にはその「舞塚」が残されています。 御祭神は、天之忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)・大山祇命(おおやまづみのみこと)・久久能智命(くくのちのみこと)・木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・苔虫命(こけむしのみこと)・葉野姫命(はのひめのみこと)の六神で、現在は𠮷水神社に仮遷座されていて、御朱印もそちらで対応いただけます。
勝手神社(奈良県)
勝手神社・鳥居と神社名碑
勝手神社の建物その他
勝手神社・社殿跡
勝手神社(奈良県)
勝手神社・再建復興の寄付を募る看板
勝手神社の御朱印
御朱印

すてき

みんなのコメント2件)

らんでぃーさん、こんにちは😌
焼失して20年、再建復興は容易ではない… 残念ですね。

神楽発祥の地で静御前にもゆかりの場所と知れば~ クラウドファンディングなどの新しい寄付の形が取り入れられたら、再建も少し近くなるのかもしれませんね。(素人考えですが、私でも微力ながら貢献できそう… などと思ってしまいました)

2022年12月18日(日)

パン吉さん、コメントありがとうございます。 私も今回吉野を訪れるまで勝手神社焼失の件は知りませんでした。 再建復興の寄付を募る看板の傍らには、在りし日の社殿の写真が掲示してあり、三間社流造りで檜皮葺の優美な社殿は奈良県の文化財指定でもあったようです。 聞くところによると賽銭泥棒が思ったほど賽銭箱の中身が無かったことに腹を立て火付けに及んだとか…。 不敬の輩による心無い行いに怒りを通り越して哀れささえ覚えます。 (きっとこの犯人は日本人の、人としての心というものを失くしてしまった哀れな者だったのでしょう。) 再建復興は、勝手神社再建委員会なる組織により平成27年8月〜平成29年7月の3年間、寄附金を募集していたようですが目標額が集まったのかは定かではありません。 

2022年12月18日(日)
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