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正蓮寺大日堂の御朱印・御朱印帳
公式奈良県 大和八木駅

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最新の御朱印・御朱印帳の投稿

nomuten
nomuten
2023年04月30日(日)
969投稿

奈良県の寺院巡りの4寺目は、3寺目の在る桜井市の西隣りの橿原市に在る正蓮寺大日堂です。今回の寺院巡りの最後となります。
正蓮寺大日堂は、廃寺となった仏起山 普賢寺の本堂です。
高野山真言宗で、本尊は大日如来。
この本尊・大日如来坐像は重文です。
現在は地元の小綱町文化財保存会にて管理されています。拝観に際しては、小綱町文化財保存会がHPを開設していて、そこから拝観申込みが必要です。

普賢寺の創建は不明ですが、棟札から1478年に上棟。江戸時代になると浄土真宗の勢いに押され衰退。明治初の廃仏毀釈で廃寺となり、仏像は南隣の正蓮寺に預けられた。(正蓮寺は浄土真宗のため関連は無い)本堂(大日堂)は競売に出され、地元住民がお金を出し合って落札。正蓮寺の名前を借り、正蓮寺大日堂となっています。(正蓮寺は現存していますが関係が無いため、本来ならば、元普賢寺大日堂と名乗るべきでしょう。)

南からの細い参道(軽四で行って良かった。)を進むと突き当りに在りました。車は2台程度停めれます。お堂に着くと既に保存会の方が2名いらっしゃいました。(私ごときに時間を潰して頂き、頭が下がります。)
堂内下陣で説明をして頂き、御朱印をお願いしました。自治会や保存会にて管理されている場合、御朱印は殆ど書置きですが、こちらは有難い事に御朱印帳に直書きして頂けます。(拝観申込み時に御朱印希望と申込む必要あり。)
説明後に堂内を拝観しました。フラッシュを使わなければ写真撮影OKと貼り紙がありましたので遠慮なく撮影。

須弥壇には本尊・大日如来坐像と多聞天、持国天の二天立像。大日如来坐像は、高さ約148cm、鎌倉時代前期の作、ふっくらしたお顔、体つきもいいです。綺麗にそつなく纏まっており、院派系仏師の作と考えられています。二天立像は、高さ約173cm、平安時代末期の作。須弥壇が狭く、四方に4躯の天部像を置くスペースがなかったために2躯としたと思われ、中尊の大日如来坐像に比べて二天立像が高いため、他の寺院から遷されたものではないかと考えられています。
また、須弥壇の周りをぐるっと1周でき、左前には地蔵菩薩立像、棟札、真後ろには涅槃図のレプリカ、右側には弘法大師坐像、誕生釈迦仏・地蔵菩薩などの小像が安置されていました。
先の涅槃図ですが、こちら所蔵の涅槃図は特徴的で、1746年に当時の普賢寺に寄進したと軸箱に記録されており、涅槃図に猫が描かれています。一般的に涅槃図には猫は描かれず、国内では十数例ほどしか確認されていないとの事です。今年は9/23と9/24の13時~18時に現物が公開されるとお聞きしました。機会があれば再訪して観たいと思います。

正蓮寺大日堂の御朱印

御朱印

正蓮寺大日堂(奈良県)

本堂(大日堂)

正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂の仏像

本尊・大日如来坐像

正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂の仏像
正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂(奈良県)

多聞天

正蓮寺大日堂の仏像
正蓮寺大日堂(奈良県)

持国天

正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂(奈良県)

地蔵菩薩

正蓮寺大日堂(奈良県)

弘法大師

正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂(奈良県)

誕生釈迦仏

正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂(奈良県)

吉祥天?

正蓮寺大日堂(奈良県)
正蓮寺大日堂の地蔵

地蔵菩薩

正蓮寺大日堂(奈良県)

弁天社

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