まごたろういなりじんじゃ
孫太郎稲荷神社(薬師寺境内社)
奈良県 西ノ京駅
孫太郎稲荷神社(まごたろう稲荷神社)
~栃木佐野~姫路~薬師寺休岡~
御祭神 宇迦之御魂神
(うかのみたまのかみ)
創建 不詳
御神徳 事業繁栄、商売繁盛、
家内安全、開運招福
年中行事
例大祭 12月第1日曜日
初午祭 2月初午
月次祭 毎月20日
薬師寺の鎮守社休ヶ岡八満宮に隣接する末社孫太郎稲荷神社は、平安時代中期に田原藤太(たわらのとうた)秀郷四代の孫 藤原頼行公頼行により栃木県佐野市に創建されたことが始まりとされています。
社名である「孫太郎」は、永く社を守ってきた頼行公の末裔である佐野家一門の「佐野孫太郎義綱」が再興したことに因んで孫太郎稲荷と称されました。
その孫太郎稲荷の御分霊が、後に播磨国の姫路城下(城内)に祀られます。
勧請の時期と経緯は不詳です。
榊原氏に仕え、主家の姫路藩移封に従って姫路に移った佐野氏が関わっていると考えられています(姫路市夢前町新庄に佐野家の邸が残ります)。
姫路の孫太郎稲荷には不思議な伝承があります。
江戸時代初期、姫路城の金蔵から大量の小判が消え、同時に城下の貧しい家々に小判が投げ入れられる事件がおきたことや、飢饉により民が苦しむ姿を見た孫太郎稲荷が、姫路城の蔵から米を持ち出し、人びとに分け与えたそうです。
城主は孫太郎稲荷の仕業と激怒して、孫太郎稲荷を他の地へ遷す事としたところ、刀工の三条小鍛冶(さんじょうこかじ)の仲立てで、奈良西ノ京に遷座となりました。
寛政年間(1789~1801)のことと伝わります。
神社の鳥居の横にはキリリドキリとする「お狐さま」。🦊🦊
休ヶ岡八満宮との間には小さな祠のある竹林が広がり、立入禁止。
お狐さまの視線を感じて、ひっそりとした佇まいの風情を際立たせていました。
休ヶ岡八満宮末社
孫太郎稲荷神社
奈良市西ノ京町休岡
瑠璃橋を渡ると薬師寺です
薬師寺南門前の道向かいに鎮座しています。
薬師寺の鎮守社休ヶ岡八満宮に隣接する末社で、下野国(栃木県)に祀った稲荷社がはじまりだそうです。足利孫太郎家綱、あるいは佐野孫太郎義綱が社を再興したことに因んで孫太郎稲荷と称しました。その孫太郎稲荷の分霊がのちに播磨国の姫路城下に祀られます。榊原氏の姫路藩移封に従って姫路に移った佐野氏が関わっていると推察されています。
姫路の孫太郎稲荷には不思議な伝承があり、飢饉により民が苦しんだ時、孫太郎稲荷が姫路城の蔵から米を持ち出し、人びとに分け与え、このことで城主の怒りを買い、城を追われることになったのだといいます。この時刀工の三条小鍛冶が仲立ちをし、奈良西ノ京に1789年に遷座となりました。
お稲荷様(キツネ)が米を持ち出した?ってなんとも不思議ですね。
しかし、栃木ー兵庫ー奈良と大移動されたのもびっくりしました。
境内はほんとこじんまりしています。
石鳥居
赤鳥居
狐さん ちょっと怖い顔してる
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