とうじ(きょうおうごこくじ)
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東寺(教王護国寺)のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年10月02日(日)
参拝:2022年5月吉日
この日、京都寺社巡りのトリは東寺です。 唯一現存する平安京の遺構で、「古都京都の文化財」の構成資産の一つとして平成6年(1994年)に世界遺産に登録されています。 平安遷都と同時期の延暦15年(796年)に桓武天皇の発願により、国立の寺院(官寺)として建立された東寺は弘仁14年(823年)、嵯峨天皇より弘法大師空海に勅賜され、真言密教の根本道場として発展します。 「金光明四天王教王護国寺秘密伝法院(こんこうみょうしてんのうきょうおうごこくじひみつでんぽういん)」(「教王護国寺」はその略称)は、国家鎮護の密教寺院との意味合いを込めて空海が改称したものだそうです。 東寺を賜り、その管理・造営を任された空海は、唐で学んできた密教を伝え広める為に講堂、五重塔などを創建着手します。 講堂内では大日如来を中心に五智如来(大日如来・阿閦如来・宝生如来・不空成就如来・阿弥陀如来)、大日如来に対面して右側に金剛波羅蜜多菩薩を中心とした五大菩薩(金剛波羅蜜多菩薩・金剛薩埵・金剛宝菩薩・金剛業菩薩・金剛法菩薩)、左側に不動明王を中心とした五大明王(不動明王・金剛夜叉明王・降三世明王・大威徳明王・軍荼利明王)、さらには須弥壇の四方に四天王(多聞天・持国天・広目天・増長天)そして梵天、帝釈天の合計21体もの仏像を空間的に配置して大日如来を万物の根源とする壮大な真言密教の宇宙観を「羯磨曼荼羅(かつままんだら)~立体曼荼羅」にて表現しています。 密厳浄土(みつごんじょうど)の世界を具現化したこのすばらしい仏像群、その荘厳さに圧倒され、只々息を呑むばかりです。 また、今回は五重塔の初層特別公開のタイミングだったので、こちらもしっかり拝観させていただきました。 空海が創建に着手してから火災により焼失すること四回に及び、現在の塔は寛永21年(1644年)に徳川家光の寄進によって再建されたものですが、総高55mは、国内の古塔としては最も高いものとされています。 内部は極彩色が施され、中央の心柱は大日如来と見立てられていて、その周囲に金剛界四仏像(阿閦如来・宝生如来・不空成就如来・阿弥陀如来)と八大菩薩像(普賢菩薩・地蔵菩薩・除蓋障菩薩・虚空蔵菩薩・弥勒菩薩・金剛蔵菩薩・文殊菩薩・観音菩薩)が安置されています。 また、四方の柱に金剛界曼荼羅(こんごうかいまんだら)、四面の側柱には八大龍王(はちだいりゅうおう)、壁には真言八祖(しんごんはっそ)像が描かれ塔初層内部に絢爛なる密教空間が広がっています。 弘法大師空海が密教の教えを各所に取り入れて建立した東寺、まだまだ見どころも多く次回は夜間ライトアップ時に訪れたいと思いました。 (高野山にも行きたくなりました…。)
東寺・慶賀門
東寺・慶賀門
東寺・食堂
東寺・食堂
東寺・不二桜
東寺・五重塔
東寺・五重塔
東寺・五重塔
東寺・東大門(不開門)
東寺・金堂
東寺・講堂
東寺・夜叉神堂
東寺・毘沙門堂
東寺・毘沙門堂
東寺・御影堂
東寺・御影堂
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投稿者のプロフィール
らんでぃー371投稿
令和になってから奈良の興福寺を参拝したのをきっかけに、御朱印を集めるようになりました。今では夫婦で神社仏閣巡りを楽しんでいます。妻は置物御籤もコレクションしています。
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