居神神社のお参りの記録(1回目)
神奈川県箱根板橋駅

　「居神」で「いがみ」と読みます。北条家の本拠地である小田原で、敵対した三浦家の三浦荒次郎義意を祀る神社です。北条早雲に攻められ、自刃した義意の首が三浦半島からこの地にまで飛んできて松の木にかぶりつき、３年の間、行き交う人々をにらみつけていたという壮絶な由緒を知って、一度、訪ねたいと思っていました。
　境内の掲示によると、この神社を創建したのは北条氏二代目の氏綱と考えられるとのことです。非業の死を遂げた人物を、たたりを恐れて神と祀る「御霊信仰」のようなものかもしれないと感じました。
　巨木に覆われた落ち着いた境内でした。御朱印は書き置きでしたが、とても丁寧に対応していただきました。

　ＪＲ小田原駅から小田原城の裏手のトンネルを通って行けば、アップダウンもない平坦な道を徒歩で２０分程度で着きます。箱根駅伝のコースにもなっている東海道の大通り沿いに入口があります。グーグルマップに頼ると、とんでもないところに出てしまうようです。