ちょうこうじ
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朝光寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年06月30日(木)
参拝:2022年4月吉日
【播磨國 古刹巡り】
朝光寺(ちょうこうじ)は、兵庫県加東市畑にある高野山真言宗の寺院。山号は鹿野山(ろくやさん)。本尊は十一面千手千眼観音菩薩(2躯)。本堂は国宝、鐘楼は国指定の重要文化財。
創建は不詳。寺伝によると、法道仙人が権現山に開基したとされる(ただし、法道仙人は天竺(インド)から紫の雲に乗って日本に来たという伝説上の人物)。1189年に現在地に移転し再建された。1413年に本堂を再建した際に、京都・三十三間堂の十一面千手千眼観世音菩薩立像1躯を本尊(西本尊)として安置した。戦国時代には播磨の守護大名・赤松義村が再興した。
当寺は、JR加古川線・滝駅の東方7kmの丘陵地帯の中にある。周辺には寺院が2寺あるのみで、他には何もなく、境内は山林の中にある。国宝の本堂はサイズが大きく壮観。その近くに建物がいくつかあって、その中に国重文の鐘楼も含まれるが、見て廻るエリアは以上。建物の価値からすると有料拝観でも良さそうだが、住職さんはいないようで無料。ただし、参拝当日はボランティアガイドのご老人が数人いて、希望者には丁寧に説明をされていた。
今回は、本堂が国宝、鐘楼が国指定の重要文化財であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、わりと多くの人々が参拝に訪れていた。
※ボランティアガイドさんによると、御朱印は近くにある2つの寺院(総持院、吉祥院)の持ち回りで領布しているとのこと。そこで、現在当番の総持院を訪れたところ、ピンポンを押しても反応がなく、残念ながら御朱印は断念した...(^_^;)
公道からの入口は、目立ったもんや看板などはなく、公衆トイレの脇だったので写真は撮らず。林の中の小道をしばらく進む。
小道の左手に、仁王門への階段が現れる。
小道の先には「つくばねの滝」が見える。
階段を上がったところにある<仁王門>。
仁王門左側の<吽形仁王像>。筋骨隆々とした躍動感がカッコイイ。(o^―^o)
仁王門右側の<阿形仁王像>。ちょっと進撃の巨人っぽいかも。(^_^;)
仁王門をくぐると、正面に国宝<本堂>。
仁王門をくぐって左手にある<水屋>。左手には水屋以外に建物はない。
仁王門をくぐって右手の眺め。いくつかの建物が見える。
<本堂>全景。室町時代1413年ごろの建立。桁行7間、梁間7間、単層寄棟造、檜皮葺。堂々たるサイズ。向拝は江戸時代後期1829年に後付け。
<本堂>正面。和様を基調として、扉の桟唐戸や組物中備の双斗など唐様を取り入れた密教寺院の折衷様式の典型と言われている。
本堂内部外陣。
本堂内部、内陣中央。厨子の嵌板には室町初期応永年間の仏壇造営記録銘等があり、本堂の様式手法も同時代に一致するとされている。
厨子の扉は閉まっているが、中にはこのように仏像が並んでいるみたい。
本堂内部、内陣左側。
本堂内部、内陣右側。
本堂から見た、境内南東側の<多宝塔>。
本堂から見た、境内北東側の鐘楼などの建物群。
境内東側から見た<本堂>全景。
<多宝塔>全景。江戸時代中期の1710年再建。姫路城主・池田三左衛門輝政の再建寄進銘がある。
<鐘楼>全景。室町時代後期の建造。桁行三間、梁間二間、四注造銅板葺袴腰付。国指定の重要文化財。
和様を基調とする様式手法で、屋根の優美な曲線などに鎌倉後期の建築の特徴をよく表現していると言われ、本堂よりも早い時期の建立とみられている。寄棟造で下部に袴腰がつく様式は類例が少ないとのこと。
和様を基調とする様式手法で、屋根の優美な曲線などに鎌倉後期の建築の特徴をよく表現していると言われ、本堂よりも早い時期の建立とみられている。寄棟造で下部に袴腰がつく様式は類例が少ないとのこと。
鐘楼の右側にある<鎮守社>(左)と<護法社>。
多宝塔近くの不動明王像。
多宝塔前の石像石碑群。写真中央は「六面石幢(ろくめんせきどう)」。石塔の六面すべてに地蔵菩薩像が半肉彫りされている。
境内西側から<本堂>全景。
ボランティアガイドの方に教えてもらった、1本だけある変な柱。
本堂上部との繋がりを見ると、1本だけ変なことがよく分かる。1本だけ不完全な形とすることで、未完の美しさを表現しているとのこと。なるほど。。。
最後に<本堂>向拝部分。
仁王門近くにある鎮守社。
仁王門近くにある仏像①。
仁王門近くにある仏像②。
仁王門から階段を下る。
本堂から少し離れたところにある<吉祥院>。
本堂から少し離れた、別のところにある<総持院>。御朱印を拝受できず残念...(^_^;)
すてき
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