えんぎょうじ
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圓教寺のお参りの記録(1回目)
投稿日:2022年10月16日(日)
参拝:2022年10月吉日
今回は兵庫県の寺院巡り、と言っても同行者ありの西国三十三所観音霊場の寺院です。
先ず1寺目は、姫路城で有名な姫路市に在る書写山 圓教寺です。西国三十三所観音霊場 第27番。
天台宗で、本尊は如意輪観音。
こちらの摩尼殿安置の四天王立像(秘仏)、大講堂安置の釈迦如来及両脇侍像、常行堂安置の阿弥陀如来坐像、開山堂安置の性空坐像(秘仏)は重文です。食堂2F安置の金剛薩埵坐像、摩尼殿安置?の如意輪観音坐像(※1)、開山堂安置の性空上人坐像は県指定文化財です。
※1:摩尼殿は1921年に焼失したため、厨子に納められた本尊の如意輪観音坐像は1933年に作られたものでしたが、近年もう1躯の鎌倉時代作の如意輪観音坐像が発見された(県指定文化財)。現在のどちらが摩尼殿の厨子に納められているのは未確認です。
名神高速→新名神高速→中国自動車道と乗り継いで270km(山陽自動車道でも行ける)、3時間半、ちと遠い。私の住む愛知県からは西国三十三所観音霊場札所の中で一番遠いです。(青岸渡寺、粉河寺、成相寺も負けず劣らずだが。)
伝えによれば、966年に天台宗の僧・性空が創建。986年に花山法皇が来山して、圓教寺の勅号を与えた。花山法皇以外にも、後白河法皇や後醍醐天皇など多くの皇族が行幸しているとの事です。また、映画「ラスト サムライ」やNHK大河ドラマ等、多数のロケ地となっています。
書写山ロープウェイの駐車場(無料)に停めました。徒歩で行けない事はありませんが、一般的には書写山ロープウェイ(往復1,000円)に乗って上がります。ロープウェイを降りると直ぐに入山受付があり、入山料(500円)を納めます。ここからこの寺の中心の摩尼殿までややアップダウンの道を20分位。自信の無い方や年配の方等は有料(片道のみでも往復でも500円)でマイクロバスに乗って行けます。但し、マイクロバスに乗るとルートが違うので仁王門はくぐれません。今回は同行者の都合で初めてマイクロバスに乗って摩尼殿近くまで行きました。(確かに楽ですね。)
それでは摩尼殿へ。大きく立派な懸け造り。堂内に入り、下陣から参拝。入れませんが内陣には閉扉の厨子が5つ、如意輪観音と四天王で1月18日に開帳されます。右角の納経所で御朱印を頂きました。
摩尼殿を出て西谷へ、5分位歩くと開けた所に3つのお堂がコの字形に建っています。右側に大講堂、真ん中正面に食堂、左側に常行堂です。大講堂には釈迦三尊像が安置されていますが、堂内には入れませんし、中に格子戸がありますので距離があってよく観えません。食堂の1Fは納経所と写経場、2Fは寺宝の展示場で無料で拝観出来ます。ガラスケースに収められていますが、薬師堂に安置にされていた薬師三尊と十二神将、金剛堂に安置されていた金剛薩埵坐像、五大明王像、等がこちらに安置されています。 特に金剛薩埵坐像は県指定文化財で、高さ約37cm、像底の銘により慶派仏師の康俊が1359年に制作したものと判明、お顔がふっくらとしてバランスの取れた綺麗な像です。常行堂は広場側に舞台があり、本尊が安置されている須弥壇は舞台とは逆側になります。こちらも堂内には入れませんが、格子戸越しでやや離れていても高さ2.54mと大きいため割と観れます。性空の弟子の安鎮による1005年頃の作。胴が短め、頭が大きめで定朝様とはバランスが違う、独特な感じがしました。
大講堂の右手前には見落としがちですが、築地塀で囲まれた本多家廟所があり、本多忠勝、忠政、政朝、政長、忠国の墓碑である五輪塔が安置されています。
大講堂の裏から坂を少し下ると奥之院。こちらもほぼ同じようにコの字形に建っています。右側に不動堂、護法堂 乙天社と若天社、真ん中正面に開山堂、左側に護法堂拝殿です。開山堂には圓教寺を創建した性空上人が祀られています。奥之院というと奥の山の上に在るというイメージですが、こちらは直ぐですので折角なら行かれるのが宜しいかと思います。
10月中旬でしたので紅葉にはまだまだでしたが(1ヶ月早い)、紅葉の時期に1度来てみたいですね。
先ず1寺目は、姫路城で有名な姫路市に在る書写山 圓教寺です。西国三十三所観音霊場 第27番。
天台宗で、本尊は如意輪観音。
こちらの摩尼殿安置の四天王立像(秘仏)、大講堂安置の釈迦如来及両脇侍像、常行堂安置の阿弥陀如来坐像、開山堂安置の性空坐像(秘仏)は重文です。食堂2F安置の金剛薩埵坐像、摩尼殿安置?の如意輪観音坐像(※1)、開山堂安置の性空上人坐像は県指定文化財です。
※1:摩尼殿は1921年に焼失したため、厨子に納められた本尊の如意輪観音坐像は1933年に作られたものでしたが、近年もう1躯の鎌倉時代作の如意輪観音坐像が発見された(県指定文化財)。現在のどちらが摩尼殿の厨子に納められているのは未確認です。
名神高速→新名神高速→中国自動車道と乗り継いで270km(山陽自動車道でも行ける)、3時間半、ちと遠い。私の住む愛知県からは西国三十三所観音霊場札所の中で一番遠いです。(青岸渡寺、粉河寺、成相寺も負けず劣らずだが。)
伝えによれば、966年に天台宗の僧・性空が創建。986年に花山法皇が来山して、圓教寺の勅号を与えた。花山法皇以外にも、後白河法皇や後醍醐天皇など多くの皇族が行幸しているとの事です。また、映画「ラスト サムライ」やNHK大河ドラマ等、多数のロケ地となっています。
書写山ロープウェイの駐車場(無料)に停めました。徒歩で行けない事はありませんが、一般的には書写山ロープウェイ(往復1,000円)に乗って上がります。ロープウェイを降りると直ぐに入山受付があり、入山料(500円)を納めます。ここからこの寺の中心の摩尼殿までややアップダウンの道を20分位。自信の無い方や年配の方等は有料(片道のみでも往復でも500円)でマイクロバスに乗って行けます。但し、マイクロバスに乗るとルートが違うので仁王門はくぐれません。今回は同行者の都合で初めてマイクロバスに乗って摩尼殿近くまで行きました。(確かに楽ですね。)
それでは摩尼殿へ。大きく立派な懸け造り。堂内に入り、下陣から参拝。入れませんが内陣には閉扉の厨子が5つ、如意輪観音と四天王で1月18日に開帳されます。右角の納経所で御朱印を頂きました。
摩尼殿を出て西谷へ、5分位歩くと開けた所に3つのお堂がコの字形に建っています。右側に大講堂、真ん中正面に食堂、左側に常行堂です。大講堂には釈迦三尊像が安置されていますが、堂内には入れませんし、中に格子戸がありますので距離があってよく観えません。食堂の1Fは納経所と写経場、2Fは寺宝の展示場で無料で拝観出来ます。ガラスケースに収められていますが、薬師堂に安置にされていた薬師三尊と十二神将、金剛堂に安置されていた金剛薩埵坐像、五大明王像、等がこちらに安置されています。 特に金剛薩埵坐像は県指定文化財で、高さ約37cm、像底の銘により慶派仏師の康俊が1359年に制作したものと判明、お顔がふっくらとしてバランスの取れた綺麗な像です。常行堂は広場側に舞台があり、本尊が安置されている須弥壇は舞台とは逆側になります。こちらも堂内には入れませんが、格子戸越しでやや離れていても高さ2.54mと大きいため割と観れます。性空の弟子の安鎮による1005年頃の作。胴が短め、頭が大きめで定朝様とはバランスが違う、独特な感じがしました。
大講堂の右手前には見落としがちですが、築地塀で囲まれた本多家廟所があり、本多忠勝、忠政、政朝、政長、忠国の墓碑である五輪塔が安置されています。
大講堂の裏から坂を少し下ると奥之院。こちらもほぼ同じようにコの字形に建っています。右側に不動堂、護法堂 乙天社と若天社、真ん中正面に開山堂、左側に護法堂拝殿です。開山堂には圓教寺を創建した性空上人が祀られています。奥之院というと奥の山の上に在るというイメージですが、こちらは直ぐですので折角なら行かれるのが宜しいかと思います。
10月中旬でしたので紅葉にはまだまだでしたが(1ヶ月早い)、紅葉の時期に1度来てみたいですね。
御朱印(軸装納経帳)
書写山ロープウェイ
三十三所堂
摩尼殿
摩尼殿 外陣
西谷の3堂
紅葉はまだ早いです
大講堂
食堂2Fから見た大講堂
釈迦如来坐像および両脇侍像(重文)
残念ながら殆ど観えない
残念ながら殆ど観えない
食堂
食堂2Fの寺宝展示場
薬師如来坐像
金剛薩埵坐像(県指定文化財)
五大明王
常行堂
食堂2Fから見た常行堂
阿弥陀如来坐像(重文)
本多家廟所
鐘楼
法華堂
奥之院
不動堂
護法堂 乙天社と若天社
開山堂
開山堂 外陣
伝 和泉式部歌塚塔(宝篋印塔)
護法堂拝殿
すてき
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