宝地院

兵庫県 大倉山駅

神戸市兵庫区にあるお寺です。
佛立寺から歩いてすぐの場所にありました。
境内には保育園が併設されていて　ちょうど工事中でガードマンがいました。
不審者扱いされないように　うろうろできません。
門の外で合掌するのがやっとでした。
写真を撮るのも　怪しまれないように　ささっと。
お話は伺えなかったのですが　ありがたいことに由緒書はありました。
由緒書より
薬王山　宝地院（浄土宗）
安徳天皇の御菩提を弔うため弘安２年（1279年）に創建さる。
当寺域はもと平頼盛の山荘にして治承４年６月３日安徳天皇入御あり。
高倉上皇は雪の御所に入御ありしが　御所を替り給い高倉上皇も６月４日より其年１０月までこの山荘に居給いしなり。
なるほど　上皇も天皇も住まわれたことのある平氏の山荘をお寺にされたということですね。
こちらも阪神淡路大震災で被災し　大規模改修工事を行っているそうです。
この日は確認できませんでしたが　境内に天明地蔵があり　天明大飢饉で飢餓のため亡くなった沢山の方々を弔うためにと供養されたものだそうです。

次のお寺に向かう途中　タクシーの運転手さんに声をかけられました。
「姫路に戻りたいのですが　道を教えてください」
阪神高速道路の入口への道をお教えしました。
これで徳が積めたら良いのですが。

[福原西国三十三観音20番札所]

境内は幼稚園の園庭になっていました。
本堂前にもサッカーゴールが。
これも一つの形かと思います。
どうか子供たちが手をあわせるようになって欲しいと願います。

保育園と一体化していました。