ツナガリイム?限定御朱印?マボロシの御朱印?と思われた方が大半かと思われますので、以下、ご説明させてください。
その前に…
◉『ツナガリイム』詳細&お手本ダウンロードはこちらからどうぞ!
https://www.otera-no-jikan.com/article/5764
(※一応、本投稿(※けっこう長い)の後の方にも、詳しい説明を載せています。)
実は仁玄寺、「北海道三十三観音霊場 第6番 千手観音さま」の御朱印と、「北海道八十八か所霊場 第61番 大日如来さま」の御朱印はあるのですが、「仁玄寺そのもの」の御朱印や、「仁玄寺の本尊 大日如来さま」の御朱印は、ご用意していなかったのです。
(※仁玄寺で授与させていただいているのは、こちらのお二方の御朱印でした)
ではこのお二方が、お寺ではどんな感じかといいますと…うちのお寺の本堂、正面からはこのようになっております。
そして、主だった仏さまの位置を表わしますと、このようになります。
・・・けっこう、いらっしゃるんです。笑
せっかくなので、本尊さん(※非公開)の周辺をアップにしてみましょう。
つまり、長らく仁玄寺の顔をされている千手観音さまといえど、お寺のセンターにいらっしゃるわけではなく、お寺のセンターにいる大日如来さまといえど、15年くらい前にいらっしゃった、北海道八十八か所の61番の大日如来さまと、仁玄寺の本尊さんをされている大日如来さまがいらっしゃるんですね。
本尊さんは大日如来なんですけど、同じ大日如来だからといって、仁玄寺歴15年の大日如来の御朱印で代用…というのは心情的に寂しいものがありました。
これまでは、どちらかの札所参りをされる方が圧倒的に多かったですし、ごく稀に「仁玄寺さんにお参りした証として」御朱印をお願いされた方とは、その都度ご相談するか、北海道にしては歴史が古く、「仁玄寺の顔」とも言うべき存在であり、しかも私の推し仏(!)でもある「北海道三十三観音霊場 第6番 千手観音さま」をおすすめしていました。
ですが、「霊場の仏さま(霊場本尊)」ではなく、「仁玄寺全体」を表わすような御朱印も、ご用意できたらなぁと、ずっと思っていたのです。
しかし、じゃあどんな朱印(※ハンコ)を押せばいいのか、どこに受注すればいいのか、墨書はどうしようか…、カラフル御朱印もいいなぁ…と考えることがいっぱいあり、なかなか企画が前に進みませんでした。
…が、なんと最近、うちのお寺が、「資料がなくて詳細は不明だけど、たぶん歴史の途絶えた、マボロシの旧北海道八十八か所霊場で第42番の札所をしていた時代の朱印(※ハンコ)」が見つかりました!
見ると梵字の朱印は、大日如来さまの種子「アーク」、これはもしや…仁玄寺のご本尊さんの大日さんの御朱印(*)なのでは!?そうに違いない!!
…と思い、『ツナガリイム』コラボの限定御朱印には、こちらの朱印を押させていただくことにしました。
*実は、金剛界(こんごうかい)・胎蔵界(たいぞうかい)・両部(りょうぶ)の大日如来とか、仁玄寺本尊のお姿と真言の話とか、本家・四国遍路の42番さんの話とか、マニアックな類推が色々あったのですが、割愛します。(いつかきっとご説明します…!m(_ _)m )
山号「北明山(ほくみょうざん)」のついた「北明山 仁玄寺」の朱印。「明」の字が「お日さま」「お月さま」みたいにかわいいです。(甲骨文字?金文?)
最初の一文字(…記号か何かでしょうか??)が読めなくなって、ますますミステリアスですが、間違いなく「四国四十二番」の朱印です!
しかし、今の仁玄寺は、もはや42番札所ではありません。
それに、『ツナガリイム』という企画自体、コロナで様々な影響を受けられた、画家eisuiさんはじめ、企画&賛同寺院や協賛の企業様の想いの結晶のような企画なのです。
『ツナガリイム』限定御朱印を「幻の四国42番 大日如来」の御朱印にすることはためらわれます。
また、現物は未だ手元にないのですが、今回の限定御朱印用の特別用紙(画家eisuiさんのうつくしいイラストが印刷されています)はサイズが「A5横の見開きサイズ」とのこと。
(※説明会でのご説明をもとに、手元の半紙を限定御朱印とほぼ同じサイズに切り出し、朱印を押してみました。)
せっかく仁玄寺に写仏を奉納してくださった方に、この世界中に多大な影響を与えた、新型コロナウイルスをきっかけとする不思議なご縁を象徴するにふさわしい、墨書をしたいものだと、思いを巡らせているところです。
(※カラフル御朱印は、キャパオーバーゆえに諦めました。いつか、きっと…!)
案外、皆さんが写仏を奉納してくださったら、「えいやっ!」とデザインが決まるかもしれません。ぜひぜひ、仁玄寺にも写仏をご奉納くださいませね?笑
※副住職は達筆ではありません、ご容赦ください。m(_ _)m
さて、自坊語りが長くなりましたが、ここからはオンライン写仏プロジェクト『ツナガリイム』へのご参加方法をご紹介しますね。
ステップ2:お手本データを印刷したら、写仏をはじめましょう!!ボールペンや色鉛筆でも大丈夫。大きく深呼吸をして、気持ちを整えてから、写仏をしてみてくださいね。
おうちで写仏体験としては、これでも十分尊い修行です◎ここから先は、任意でどうぞ!
ステップ3:写し終わったら、誓願(仏さまへのお誓いごと、お願いごと)を書き入れ、instagramに「♯ツナガリイム」タグをつけて投稿してみてください。関係者が喜びますし、新たなご縁が広がるかも…??
(※もちろん、このステップは飛ばしても大丈夫です!)
ステップ4:郵送先一覧(
https://www.otera-no-jikan.com/article/5797 )から、気になるご寺院宛てに、写仏を郵送にてご奉納ください。
お手数ですが、郵送代のご負担をお願い致します。なお、本プロジェクトでは、【いわゆる「御朱印代」はいただきません。】
実は、本プロジェクトは、かつて御朱印が「写経(写仏)奉納の証」であった、原点に立ち返る営みでもあります。なかには落ち着かない気持ちになる方もいらっしゃるかもしれませんが、封筒の中に写仏のみを入れてお送りいただきましたら、必ず限定御朱印をお送り致しますので、ご安心してお待ちください。
ステップ5:送り先の寺院から、限定御朱印が送られてきます!お受け取りください。
※ご奉納いただいた写仏用紙につきましては、奉納先の各寺院が責任を持って本堂にて安置し、祈願法要(納経法要)終了後、お焚き上げいたします。
祈願法要やお焚き上げ法要をオンライン中継する寺院さんもありますが、まだスケジュールが決まっていないお寺さんも多いはず…うちもです!汗
…ですので、奉納先のお寺のサイトやホトカミ公式ページなど、ご確認いただければと思います。よろしくお願いします。