10月の掲示板の言葉・・・遅くなりましたm(__)m

今日で10月も終わりなのですが、今更今月の言葉を投稿いたします。
何卒ご海容下さいますようにm(__)m
こんなこともありますが、ゆる～く続けて参りたいと思いますので、
宜しくお願いいたします。

10月の掲示板の言葉

「自慢　高慢　いつの間にか高くなっているのが　自分の鼻」

10月は浄土宗では十夜法要の季節です。浄土宗で最も大切な経典の一つ『無量寿経』の巻下に、 「この世において十日十夜の間善行を行うことは、仏の国で千年間善行をすることよりも尊い」と説かれていることによって、その教えを実践したもので、十日十夜にわたり 昼夜絶え間なく称える不断念仏を称え、阿弥陀さまのお慈悲に感謝する法要であります。

当山は11月3日が十夜法要で、昨年より法要までの十日間、朝はもちろん日課として勤めていますが、夜もただひたすらにお念仏をお称えする別時念佛を小一時間程、修しています。

お念仏を申すということもそうですが、一つの道を究めようとすると、どうしても驕り高ぶる気持ち、「俺ほど、凄い人は居ないだろう…」というような心が出てくるのではないでしょうか。
私たちには「俺が、俺が、私が、私が」という根性があるから、驕り、たかぶりの高慢な鼻高くする根性というものがございますね。これは私達、なかなか自分でお掃除はできないものです。人前に立っただけで、少しでもよく見てもらおうと、自分自身で自分の評価を高くしていくというようなことがあろうかと思います。

でもそうではなく、謙虚になって、素直な心持ちになって、何事にも向かってゆくということが大切なのです。それは仏様に向き合う時も同じです。ただ深く阿弥陀如来さまを信じて、ただひたすらにお念仏を申してゆきなさいと法然上人はお勧め下さっており、「かえすがえすも慎み手驕慢の心を起こすべからず」と強くお示し下さっているのです。
つまり、敬う心を大事にしなさいということです。例えば、お坊さん同士の挨拶は、互いに合掌の姿です。これはお互いお互いに十遍のお念仏を頂戴しあうということ、相手を敬って、お互いお互いを信仰の導きものとして敬い合うという姿の表れなのです。心に、体に敬う生活を心がけて参りたいものです。合掌