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極楽山 浄土寺の日常(13回目)北海道銭函駅

月参りのすゝめ

投稿日:2021年05月16日(日)
「なぜ、月参りは大事なのでしょうか?」

亡き人の命日に合わせて、毎月お檀家さんのお宅に伺い、

お参りをする「月参り」ですが、昨今、「月参りはしなくても良い」というような

風潮があるように思います。たしかに、様々な理由により、続けられないという場

合もあるでしょう。

けれども、拙寺ではお仕事のご都合に合わせて、仕事を終えた夕方やお休みの日に

伺うことも勧めております。

お参りは私たちの心を形に表わすものと言えます。

お参りする時には、合掌の姿をしますね。合掌する(拝む)ということは、仏様と

私たちを近しくさせていただける、祈りの姿である同時に、私たちの心の顕れが形

になったもの。まずはこの「私」自身が「拝んでゆく」「合掌」する生活を「毎

日」続けてゆく中で、心の豊かさや美しさが培われてゆくことでありましょう。


仏教には「因縁和合(いんねんわごう)」という言葉があります。

「あらゆることは因と縁とが結びついて生じる」ということです。つまり、「因」

とは、種まきのこと。「縁」とは環境、きっかけのことでもあります。

頑張って種まきをしても、結果として現れない時は、まだ縁が来ていないのです。

ひとたび縁がそろえば、一気に花ひらきますから、日々コツコツと種まきを続ける

ことが大事です。


毎年、開花が待ち遠しい桜の花には、開花に至るまで「600度の法則」というも

のがあるそうです。その法則とは「2月1日以降の毎日の最高気温を足し上げ、累

計値が600度を超えた日に桜が開花する」というものです。


また、仏教の花と言われる蓮の花も、「4月からの積算温度が1000度を超える

と開花し始め、1500度には最盛期を迎える」という研究結果が示されています

(地域等により、諸説あります)。


苦しい時や悲しい時も、花開く為に必要な「種」として、必ず蓄えられているはず

です。遅咲き、早咲きの違いがあるということは私たちの人生も同じです。焦ら

ず、慌てず、怠けず、毎日コツコツと、毎月毎月コツコツと…が大事です。

ですから、月参りも出来る限りをお勧めいたしますが、どうしても都合がつかな

かったり、体調が悪い時は無理をせずにお休みしても構いません。

また、毎日コツコツは浄土宗が大事にするお念仏をお称えすることも同じです。

日々お称えし続けることが大切。何遍でも結構です。

「亡き人の為に…」「わが身の往く末の為に…」それぞれの思い中に、

いつでも、どこでも、どんな時でもお称えすることが出来るのが「お念仏」です。

毎日お称えすることから始めてみませんか?


南無阿弥陀仏 合掌
極楽山 浄土寺の自然
昨年咲いたハスの写真

すてき

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