『暗青の宝石』コルリ【留辺蘂神社で見られる動物⑳】／『枕草子に登場』ニュウナイスズメ【留辺蘂神社で見られる動物㉑】

真夏日から一転、花冷えの日が続いている北見市留辺蘂町です。

昨日から今日にかけて、札幌や厚岸、帯広などからお越しの皆様が御朱印を受けて下さいました。

遠方から、ようこそお参り下さいました！

Uターンラッシュの道中、気をつけてお帰り下さいね。


境内は動物たちも訪れ、賑やかな様子。

…おや、以前見た個体とは異なるキタキツネがいました。

「近くの北きつね牧場からお散歩に来たんですか？」

と尋ねたくなるほど人を怖がりませんでした（^^）。

（勿論、神社で餌付けはしておりません）


日没間際、暗青色の艶やかな影が木立の間に見えます。

コルリのオスでした。

オスは体の上面が暗青色で、胸腹部など下面は白色。

メスとは体色が異なる鳥だそうです。

日本では北海道と本州中部以北、四国の一部に夏鳥として飛来するのだとか。

鳴き交わしているので、カップルが成立しているのでしょうね。


頭上の樹にもカップルの姿があります。

オスは頭部と背面がスズメよりも赤っぽい栗色をしている、ニュウナイスズメでした。

こちらもオスとメスは体色が異なっており、メスの方が地味めです。

子育てする上で、周囲の木立に紛れる保護色は都合が良いのでしょう。

北の方にいるものは冬に暖かい南へ移動する、夏鳥のようですね。

枕草子に“頭赤き　すずめ”として登場するくらい、オスの頭の赤茶色は何とも風情があります。

留辺蘂神社で夏鳥が見られるようになり、間もなく春は終わりを告げ夏到来となりそうですね（^^）。