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留辺蘂神社の日常(18回目)北海道留辺蘂駅

続、聖徳太子神社の由緒~そして謎は深まった~

投稿日:2024年04月14日(日)
本日は春らしい気候だった北海道北見市留辺蘂町です。

茨城県からお越しの方が御朱印を受けられたそうで、ようこそお参り下さいました。

旅行するのに適した気候なのかもしれませんね。


先日、『聖徳太子神社の由緒』というタイトルで投稿したお知らせに、独自の調査をして下さった方から情報を頂きました。
↓過去の投稿記事『聖徳太子神社の由緒』https://hotokami.jp/area/hokkaido/Htkkt/Htkkttr/Dktpmr/152781/423397/


【今日は図書館に行って、『新留辺蘂町史』昭和60年3月30日発行 発行者 留辺蘂町役場を閲覧した中で、本文では聖徳太子神社に繋がる情報はなかったのですが、付属の年表946ページに「西暦1910年(明治43年)の主な出来事欄に、◯聖徳太子を祭る標柱を建立する(神社の前身)」とあったのですが、ひょっとして少なくとも1912年より前の1910年と解釈するのは難しいでしょうか?】



この点につきまして、『新留辺蘂町史』(昭和60年3月30日発行)の年表を宮司と共に確認しました。

『明治四三年「聖徳太子を祭る標柱を建立する(神社の前身)」』と明記されておりますね!

情報を有難う御座います。

宮司が『留辺蘂町史』(昭和39年9月15日発行)も確認しましたところ、

同じく巻末の年表に『明治四三年「聖徳太子を祭る標柱を建立する(神社の前身)」』と

記載されておりました。


……が、しかし。

それで終わりでは無かったのです…(・_・;)。


上記『留辺蘂町史』465ページの『第一節 概説』冒頭にて、

『明治四十年 伊藤長次郎・光永勝助・村山米吉・光永増吉らが相謀り、

川向紅葉山下(現在の留辺蘂橋北側)に聖徳太子を祀る標柱を建立したのが

本町の神を礼拝するという最初のものであった。』

との記載が……!


しかも、『明治四十年 留辺蘂橋北側に聖徳太子碑を建立した。』という説明文付きで聖徳太子碑の写真が掲載されております。

ここで年表との差異が約3年という謎が出てきたのです(*_*)。


考えられることとしては、下記の通りです。

①『留辺蘂町史』『新留辺蘂町史』双方の年表が誤っている。

②『留辺蘂町史』465ページの『第一節 概説』冒頭が誤っている。

③明治40年に留辺蘂橋北側へ建立した聖徳太子碑と、明治43年に建立した聖徳太子を祭る標柱(神社の前身)は別物である。

④明治40年に留辺蘂橋北側へ建立した聖徳太子碑と、明治43年に建立した聖徳太子を祭る標柱(神社の前身)は同一であり、移設された。

現状、上記文献以外で判明したことがありませんので謎が更に深まった気がしますね?!

『真実は、いつもひとつ!』というコ●ン君の決め台詞で締められそうにないところが歴史の醍醐味。

留辺蘂神社としては、下記のようにまとめさせて頂きました。


聖徳太子神徳讃仰之碑に『~七十余年を経て今日に至る』と記されておりますので、

由緒の冒頭を訂正いたします。





『現存している昭和五十七年の聖徳太子神徳讃仰之碑より、明治40年~同43年(西暦1907年〜同1910年)頃に留辺蘂町で太子講が設立され、聖徳太子を祀る標柱(神社の前身)を建立し、聖徳太子の神徳を仰ぎ毎年例祭を斎行して来たことがわかる。

 …以下同文』

今後、新たな情報が出てきましたら改めて協議いたしたく存じます。

(小松未歩『謎』を聴きながら   禰宜)
留辺蘂神社(北海道)
【シロハラゴジュウカラ】北海道亜種。本州のゴジュウカラとは腹部の色が異なります。
縦横無尽に樹の幹を歩き回ります!留辺蘂神社の境内にて。
留辺蘂神社(北海道)
【シロハラゴジュウカラ】重力を無視した握力ですね。キュートなお尻です(笑)。
留辺蘂神社の境内にて。
留辺蘂神社(北海道)
【シロハラゴジュウカラ】お顔のアップ。留辺蘂神社の境内にて。

すてき

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