◎ホトカミ限定記事◎厄年の心得

当神社では各種SNSアカウントを持っていますが、時々ホトカミ読者様だけに向けた記事も書いていこうと思います。(5回目)

皆様あけましておめでとうございます。
本年も何卒宜しくお願い致します。

さて、1〜2月にかけては厄祓いや方災除けのご祈祷が集中する時期です。
厄年は前厄・本厄・後厄の3年間続き、方災は9年に一度の周期で「何事もうまくいかない八方塞がり」や「体調に支障を来しやすい病門」の年が回ってきます。これらの年にかかった方はお祓いを受け、災いを避けるというのが日本古来の風習です。

お祓いを受けたら何事もなく一年を過ごせるかといえばそうではないかもしれません。ご祈祷はご自身を祓い清めるものであり決して魔法ではないからです。

では厄祓いや方災除けのご祈祷を受ける意味は何なのでしょうか？
これは私個人の考えですが、お祓いを受けることにより日々の過ごし方が変わるのではないかと思うのです。

お祓いをしたから大丈夫！ではなく、お祓いをして心身を一度リセットした状態になることで、何気ないことにも注意を払い、ひょっとしたら災いを回避できることもあるのかもしれません。或いは神さまに見守っていただけているという意識から自らの行動を正すこともあるかと思います。
【災は転じて福となす】という言葉がありますが、たとえ災いが身に降りかかったとしても、それは何かの気づきを与えてくれるきっかけなのかもしれません。

ご自身が厄年・方災の年であることを意識することで、日々の過ごし方が変わり、最善の選択ができるようになる。そのきっかけがご祈祷なのではないかと思います。

当神社ホームページでも厄年・方災をご確認いただけます。ぜひこちらもご参照ください。
http://kushiro-itsukushimajinja.com/gokitou03.php