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いつくしまじんじゃ

釧路一之宮 厳島神社の日常(56回目)
北海道釧路駅

投稿日:2019年10月19日(土)
先日市内中学校の学生さんが職業体験に当神社へお越しくださいました。

一般的に職業体験では職場で実際に行っている業務を体験することがメインとなりますが、今回学生さんたちは「課題解決」というテーマを与えられていました。
具体的には、職場で困っていること(=課題)をいかにして解決に導くかで、当神社に置き換えると、若い世代の方にお参りに来ていただくにはどうしたら良いかを考えてもらいました。
自分で考えた御守のデザイン画を持ち込んだり、SNSで神社に興味を持ってもらえるような投稿を考えたりと、若者ならではのアイディアを提示してくださいました。
学生さんたちは学校に帰ってからこれらの課題解決に対するアイディアをパワーポイントでまとめて発表し合うのだそうです。

私が子どもの頃も先生方には「指示待ち人間になってはダメ」と口を酸っぱくして言われていたのを思い出しました。
単に教科書を暗記するのではなく、そこに書かれている事実を多面的に捉えて考えなさいと教えてもらいました。
そこからさらに発展して、発生している課題を見つけ解決に導く方法を自分自身で考えなければならないのが今の教育なのですね。

IT技術が日に日に進歩している今の時代、たいていのことは機械で行うことができる便利な世の中ですが、では生身の人間が存在する意味や価値というのは一体何なのでしょう。
AIがさらに進化したら失われる職業がたくさんあると言われています。
一昔前には考えもしなかった課題をこれから先を担う若者たちは背負っていかなければならないのかもしれません。
その意味では神社にとっても他人事ではありません。奉職をしている者だけではなく、神社という存在自体が時代に飲み込まれていく可能性は大いにあると感じています。
ですがお宮に実際に参拝に来てその凛とした空気を直に感じたり、季節により移り変わる境内の草木を眺めたり、あるいは拝殿で神職に祝詞を奏上してもらい日頃の思いを神さまに直接お伝えするというのはバーチャル世界では決して体験し得ないものであり、それはどれだけ世の中が変化しようと変わらない、変えてはならないことだと思います。

氏子の皆様や当神社を崇敬いただいている皆様のお気持ちを背負って奉仕しているのだということを改めて感じた1日でした。

釧路一之宮 厳島神社(北海道)

すてき

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