釧路一之宮 厳島神社の日常(27回目)
北海道釧路駅

当神社の境内左手には3つの小さな社殿が並んでいます。左から稲荷祠(いなりほこら)、御得稲荷神社(おんとくいなりじんじゃ)、龍神祠(りゅうじんほこら)。
祠とは神さまをお祀りしている小さな社殿という意味です。
稲荷大神さまには五穀豊穣・商売繁昌・家内安全の御神徳があり、御得稲荷神社の相殿には安産・子授けの御利益がある水天宮の御分霊をお祀りしております。また、龍神さまには運気隆昌・金運上昇や人とのご縁を結ぶ御利益があるといわれています。
いずれもとても小さな社殿ですが、ぜひこちらも併せて御参拝ください。

それぞれの社殿の前に置かれている木箱は賽銭箱です。冬は屋根が開いていると雪が入ってしまうためポストのような形をしています。
賽銭箱が傾いているように見えますが、実は土台の土が沈んで傾いてしまっているのです。春になり降り積もった雪が一斉に溶け出すと、土も一緒に流れてしまうためこのようになってしまうのです。

ちなみに厳島神社御本殿の賽銭箱は扉の内側に置かれています。こちらも積雪地域ならではの雪対策ですね。お参りの際は扉をあけて中へお入りください。