にちりゅうぶじ|高野山真言宗|大日山
日龍峯寺(高澤観音)(美濃清水)のお参りの記録一覧
「美濃西国三十三観音」で、1、2を争う程、訪問して驚いたお寺です。
細い山道を車で10分ほど登っていくと、広い駐車場が現れ、そこから徒歩。
すると小さな門が現れ、御朱印の受付は9時からとの表示が・・・。
訪問した時刻は午前7時、流石に参りましたが仕方ありません。
経験上、三十三観音のお寺は朝7時から受付というところがほとんどですのでびっくりでした。
時間がたっぷりあるので、ゆっくりと参拝しようと本殿を探したんですが見える範囲には
それらしきものがありません。そこで徒歩で登ってくる途中にあった看板を思い出し確認すると
どうやらさらに山を登って行かなくて本殿に行けないことがわかりました。
だらだらと登って行くと、櫓や塔が現れ、その先に進んでいくと高いところ建物が・・・。
大きな木に隠れていて最初はわからなかったんですが、近づくに従って、木組みの上にに社殿が
あることがわかりました。少し小さい清水寺、そんな印象です。
山の中にあるので、訪問者は少ないように思えましたが、もう少し場所が良かったら
大変な観光名所になってただろうと思いました。
残念なのは山道が狭く、乗用車でも怖いくらいの道幅なのでバスは無理・・・。
三十三観音巡りをしてなかったら訪問することは無かったと思いますが知らない立派なお寺が岐阜にはいくつもあることが分かりました。
近々、百観音が満願になりましたので結願寺の豊川稲荷に行ってきたいと思います。
御朱印は9時からです。
仕事の休み時間に行って来ました。
山の中にあるとはいえ、昼間だったので非常に暑く汗をかきながらの参拝でした💦
3種類あるうちの1番気に入ったものにしました。
駐車場までは山道なので離合する箇所はありますがほぼ車1台分の道幅です。
神社までの参道は木陰もあり落ち着いてました。
山の傾斜に立てられており、小さい清水寺って感じです。
5世紀前半両面宿儺(りょうめんすくな)という豪族が、高沢の峰に住み村人に危害を加えていた龍神を退治し、この峰に寺を創建したと伝わる。
旧本堂は鎌倉時代北条政子が寄進したものであったが、応仁の乱で焼失。現在の本堂は1670年の再建である。舞台造りの建築で美濃清水とも称される。
多宝塔は鎌倉時代中期、鎌倉将軍家によって建立されたとされ重文指定されている。
本堂
本堂
本堂
本堂
本堂
本堂
参籠所(籠堂)1806年建立
参籠所(籠堂)1806年建立
参籠所(籠堂)1806年建立
宝篋印塔
源頼朝を分骨埋葬したといわれる
宝篋印塔
千本桧
千本桧
白山鎮守社(1534年建立)
仁王堂(1718年建立)
不動堂(1793年建立)
薬師堂(1684年建立)
薬師堂(1684年建立)
鐘楼(1936年再建)
鐘楼(1936年再建)
梵鐘
多宝塔・金毘羅堂
金毘羅堂(1820年)
金毘羅堂(1820年)
多宝塔
多宝塔
多宝塔
多宝塔
多宝塔
さすが岐阜最古のお寺さんだけあってすさまじいオーラを感じるお寺さんです。こういうお寺さんに出会えるので神社仏閣巡りがほぼ中毒症になってしまいました・・・。
ご祭神は両面宿儺だそうであとから知りました。両面宿儺は日本書紀には朝廷に征伐された異形の者として登場します。
中央集権を目指す(中華思想かぶれの)大和朝廷から見れば「蛮族」でも、地元から見ればご当地ヒーローだったでしょう。蝦夷の阿弖流為も安曇野の魏石鬼八面大王も、上杉謙信や武田信玄のようなものだったのではないでしょうか。
ちなみに両面宿儺で Wiki を調べていると岐阜高山の千光寺さんには円空さん作とされる両面宿儺像があるそうです。そうなると must visit になってしまいます。調べれば調べるほどどんどん岐阜県に取り込まれていきそうです・・・。
岐阜県最古の古刹(๑́•ㅅ•๑̀)お正月のNHK ゆく年くる年で鳴らされる鐘はここの鐘楼
ここも両面宿儺様の開山w( ̄△ ̄;)
先日の飛騨高山の千光寺も両面宿儺開山!
ここには北条政子建立の多宝塔もあります
次の大河で紹介されるかな?
本殿裏 いい雰囲気w( ̄△ ̄;)w
源頼朝の慰霊塔が祀ってあります
ここで湧き水 霊水 みたらしの水汲めますd(ゝω・´○)
ご先祖さまのお供え水としてもご利益あるそうです
両面宿儺様
解説
美濃の清水寺( ´ ▽ ` )
北条政子建立の多宝塔
築800年以上の建築が残ってます
ここの鐘楼がゆく年くる年で鳴らされます
北条政子建立の多宝塔
次の大河で紹介されるかな?
御朱印
第23番の次は第1番 日龍峯寺です。
こちらは関市に在る高野山真言宗の寺院です。今回の巡礼で10寺目にして初めて臨済宗妙心寺派以外の宗派です。
現在は関市ですが、合併以前は武儀郡武儀町でした。(町内に平成という地名があり有名になった。読み方は「へいせい」ではなくて「へなり」)
創建は伝えによると5世紀前期といいますので、事実ならば1500年以上前の超古刹になります。
高澤観音という名で呼ばれていて、本堂は京都・清水寺の様な懸崖造りになっており、京都や奈良には割とありますが、岐阜県では数少ないです。(私が住む愛知県には1つもないと思います。)
県道から逸れて少し行くと人家はなくなり、それから2.5kmほど山あいの道を上がって行くと左手に立派な仁王門が現れます。その上へ少し行くと駐車場があります。5台程停まっていました。
参道を少し上がると鐘楼、不動堂、薬師堂、金比羅堂、多宝塔があり、その奥に本堂と籠堂(こもり堂)があります。岐阜県内でこのような大きな伽藍のあるお寺があるとは思いもよりませんでした。それぞれ消失等により再建されている訳ですが、現在の様な重機等が無い時代には並々ならぬご苦労があったことと思います。信仰心には恐れ入ります。尚、多宝塔だけは鎌倉時代のまま現在に残っています。(国の重文指定)
本堂の本尊は千手観音菩薩。右側に不動明王、左側に毘沙門天。ただ、下陣と内陣の間に網目が入った格子があり、内陣は暗くてやや距離があるためよく見えないのが残念でした。
また、庫裡に納経所があり、3種の御朱印を御朱印帳に戴くことができます。
尚、寺院作成の立派なHPがあります。
御朱印
仁王門
参道入口(左手を下ると仁王門、右手を上がると本堂)
鐘楼
不動堂
薬師堂
多宝塔
籠堂
本堂
本堂下陣
本堂内陣
今日は4月の最終金曜日です。そう、プレミアムフライデーです。先月頑張って9ヶ所で金の御朱印を頂いて、残りを本日頂こうと早々と休みを取って待っていました。ところが今回はコロナの自粛でほとんど授与不可となりました。仕方ありません。今朝はゆっくり起きて、写仏を頑張ろうと思ったのですが、念のために「ひとひとの会」で確認したら、こちらのお寺が「書置きのみ授与」になっているではありませんか! 自粛ムードはわかっていますが、それを知ったら居ても立ってもいられません。気がついたら車の中にいました(笑) こちらは本堂が清水寺みたいな作りになっているそうで直に見たかったです。
こちらには家から車で1時間ちょっとで着きました。最後の方は道が狭くなって、怖かったです。まずは仁王門から。享保3年(1718年)建立です。両側には当然・・・
仁王様がいました。
両方ともちょっと不気味。特にこちらは片目で怖いです。
正式な名称は「大日山 日龍峯寺」ですが、普段は「高澤観音」と呼ばれ親しまれています。
どんどんと参道の階段を登ります。長いし、年なのでダッシュはできませんよ。
途中、美しい花々と
小さな滝に癒やされながら行きました。
本堂の境内に着きました。「千本桧」がありました。枝分かれが凄いです。
手水舎。
地蔵尊。ではそろそろ本堂を紹介します。
はい、清水寺みたいでしょ! 実際、「美濃の清水」と呼ばれています。1年ちょっと前の「行く年来る年」で放映されました。岐阜で1番古い創立だそうで、仁徳天皇の時代(5世紀前半)に顔が2つある両面宿儺(すくな)という豪族が龍を退治して祠を創ったとされています。もはや私の好きな伝説の世界ですね。鎌倉時代に北条政子さんが寄進して本堂が建てられたそうですが、残念ながら、応仁文明の乱で焼失し、現在の本堂は寛政10年(1670年)の建造だそうです。それでも十分古いです。
本堂へは左側の階段を登ります。
登って下を見ると清水寺ほどではないですが、結構高いです。飛び降りるのはやはり危険です(笑)
眺めもいいですよ。あっ!? お参りしなくては。
線香焚いてお参りしました。
ご本尊は千手観音菩薩です。
天井画が凄い!!
大黒天様も
びんずる様もお見えです。
本堂の裏に回ると、「みたらしの霊水」がありました。洞窟から湧き出ている天然水で眼病を始め、色々な病気に効くそうです。奥に「宝筺印塔」という源頼朝を分骨埋葬した塔があります。1333年建立だそうです。
本堂の裏山に龍神の池がありました。ここで龍を退治したことになっています。
本堂からやや離れた所に私の好きな多宝塔がありました。北条政子さんが寄進され、そのまま残っているそうで築800年位! 恐れ入ります。
その隣が金比羅堂です。文政3年建立(1820年)
薬師堂です。貞享5年建立(1688年)
不動堂です。修験者の道場だったそうです。寛政5年建立(1793年)
鐘楼です。1番新しく昭和11年再建です。前のは昭和6年焼失です。
1番最後に納経所に行きました。無人でした。
張り紙は「金の御朱印中止」となっていて、え〜?と一瞬落胆しましたが、ちゃんと置いてありました。ご住職のご厚意に感謝です。通常の御朱印3体も頂きました。
大日如来様
真言宗なので弘法大師様
ご本尊様、そして・・・
弘法大師様の金の御朱印です! ありがとうございました。
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