今月は「清冽」(せいれつ)と題し、当社拝殿に飾られた龍の彫刻を元にした絵柄です。
「清冽」とは「清らかに澄んで冷たいさま」を意味します。
この言葉は4月に熊本で開かれた「第4回アジア・太平洋水サミット」において天皇陛下が「人の心と水-信仰の中の水に触れる-」と題して行われたご講演の中で仰られたものです。
会場の熊本市を「清冽な水の都」と称えられましたが、日本中が「清冽な水」に恵まれているとも言えましょう。
このご講演で陛下は、古来日本はもとより世界の様々な国、地域において、龍や蛇が水神として祀られている例を紹介され、人と水との深い関係についてお話になられました。
そして「全ての人々が、豊かな水の恩恵を受けて安心して日々の暮らしを営むことが可能となり、それがやがてアジア太平洋地域、さらには全世界の平和と繁栄につながっていくことを心から願います。」と結び近くで申されました。
この大御心(おおみこころ)をいただき奉製いたします。
尚、月替特別朱印は土日祝日の9:00~15:00で受け付けております。