妙宣寺

千葉県 求名駅

直書きの御首題をいただきました。

家之子仁王尊。
後醍醐天皇の皇子護良親王の息女華蔵姫を開基とする日蓮宗寺院。華蔵姫が父宮の菩提を弔った「宮家之子御所」から現地名の「家之子」になったそうです。仁王尊だけあって立派な仁王門です。

後醍醐天皇の皇子の娘にあたる人物が庵を建てたことに由来する大古刹。何度か焼失したとはいえ現在の本堂は弘化年間に建てられたということで、建物自体も歴史が深いです。

本堂に入ることができ、建築や文化財の絵馬、そして欄間絵を見ることができました。

仁王門の彫刻も素晴らしいです。また庫裡の方には小さな門がありますが、これは開山前の庵だった頃からあったものの可能性があるそうです。柱にはいくつもの加工痕があり、何度も増改築しながら歴史と共に建っていたことが窺えます。