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名称

定林寺

電話番号0237-72-3013
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詳細情報

宗旨・宗派曹洞宗
ご由緒

谷地にある龍口山定林寺は初め岩手県水沢市にある正法寺の末寺として、沢畑山滝の口に永徳年間(1381年頃)開山されたといわれています。寒河江市史上巻によれば、水沢市にある正法寺は、貞和四(1348)年開山の古刹で、正法寺の二祖、月泉良印は多くの弟子を養成して大きく発展し、永平寺・総持寺と並び東北地方の「第三の本寺」の格式を持った寺とされています。瑚海理元禅師はその正法寺の三祖、道叟道愛禅師の開山された永徳寺に入り、禅師の教えを受けた英才の学僧です。大正時代に書かれた定林小史という本には「禅師の父は、北畠氏と共に南朝の忠臣陸前石巻日和山城主葛西清貞の二子に生まれ、父とともに戦場にあったが、北朝の勢力の増大を嘆き、母方の柏木家の永徳寺の道叟道愛禅師の弟子として仏門に入り、禅師六哲の第二足と調われた。」とあります。また、母のことを、「御母君は陸中胆沢郡永岡村大森(又は大林)の城主柏山伊豆守時員の息女」としています。太祖は平清盛の孫で、平家没落後は秋田に隠れ住み、文治五年に奥州藤原氏滅亡後、源頼朝の武将葛西清重の尽力によって頼朝より領地を賜った。」とあります。釜石地区は葉山鳥居崎坊の霞場(旦那場)で、葉山信仰の深い地域でもあります。瑚海理元を招請した国人は、谷地中条備前守であったと思われ、末寺に垂石林昌寺・湯沢山長松院・上野万松寺があります。定林寺末寺では、南北朝後の室町時代の永享3年日陰地区に開山された垂石山林昌寺が最も古刹です。また定林寺の開山僧瑚海理元の出身地石巻は、江戸時代まで葉山鳥居崎坊の旦那場で、葉山参詣が盛んであったと伝えられています。

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