にしのやくしどう
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観音の里ふるさとまつりで参拝しました。正妙寺に隣接していました。
西野の寺山にあった天台宗の泉明寺は大友皇子の末裔・西野丹波守家澄が菩提寺として庇護したといわれ、その後度重なる戦乱により荒廃しましたが、仏像たちは今までずっと村人によって守られてきました。十一面観音像と、伝薬師如来像はともに平安時代の作と伝わり、かつては国宝、現在は国重文に指定されています。とてもふくよかで穏やかな表情の立ち姿に心が癒されます。
≪祝 700投稿≫
滋賀県湖北地域の寺院巡りの2寺目は、1寺目の米原市から北西の長浜市高月町西野に在る西野薬師堂です。
浄土真宗で、本尊は薬師如来と十一面観音。
この本尊・伝薬師如来立像と十一面観音立像は共に重文です。
こちらは予約拝観のみの対応で、拝観希望日の2日前までに予約が必要です。
(尚、12時~13時は拝観不可、月・火曜日は定休、12月~3月は冬季休み)
この西野の寺山という所に天台宗の泉明寺と称する寺があり、大友皇子の末裔・西野丹波守家澄が菩提寺として庇護。その後の度重なる兵火により荒廃・焼失し、仏像は近隣の村人により護られてきました。
向い側に公民館があり、駐車スペースの空きが多数ありましたので、停めさせて頂きました。境内は塀も壁もなく、公園の様です。当番の方が既にお堂を開けて待っていて下さいました。予約した者ですと伝えると早速お堂に入ってくれと。先ずは拝観料(500円)を納めました。(境内にもう1つお堂があり、その拝観料も込みです。)お堂は大きくないので堂内は広くなく、仏像と祭壇のみで近くから拝する事ができ、仏像好きには有難いです。伝薬師如来立像と十一面観音立像が並んで安置されており、その両脇に十二神将の内の2躯が1躯ずつ安置されています。
伝薬師如来立像と十一面観音立像は、(ネットから拾った写真を掲載しておきましたが) 似ている様に感じますが、これは顔や胸の部分が近世の漆箔で覆われていて、色やテカリ具合が同じ様に見えるからだと思います。
伝薬師如来立像は、一般的な薬壷を持たず、指で丸を作っているので阿弥陀如来の様ですが、両手先が後補のため当初の像名はわかっておりません(よって「伝」薬師如来)。高さ約160cm、一木造、股の部分はY字になっていて、襞も波打っています。平安時代中期頃の作と考えられています。もう一方の十一面観音立像は、高さ約167cm、一木造、がっしりして堂々としています。右膝を少し曲げてやや腰を捻っていて、両膝の間には渦巻きの模様。こちらは少し前の平安時代前期の作と考えられています。多数の戦乱があった地域なのに、よくも残っていたと思います。
また、十二神将の内の2躯は鎌倉時代の精悍な姿ではなく、何か可愛らしい感じの像でした。
最後に御朱印(書置きのみ)を頂きました。
御朱印(書置きのみ)
十一面観音立像、伝薬師如来立像
(ネットから転載)
薬師堂
堂内にあった写真を撮影
地藏堂?
秋の観音の里ふるさとまつりで参拝
薬師十一面二尊の宝印がお気に入りですw
揮毫の十一面観音の種子を𑖎ではなくて𑖭にしているのも面白いですw
ご縁起を読んでいて当時は世話方さんに電話するための公衆電話があったのを思い出しましたw
印
薬師如来
十一面観世音菩薩
薬師堂
墨
バイ(薬師如来種子)
サ(十一面観音種子)
大悲殿
近江国湖北西野 薬師堂
名称 | 西野薬師堂 |
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読み方 | にしのやくしどう |
御朱印 | あり |
限定御朱印 | なし |
巡礼の詳細情報
びわ湖百八霊場 第35番 | 御本尊:薬師如来、十一面観世音菩薩 |
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近江湖北二十七名刹霊場 第9番 | 御本尊:薬師如来、十一面観世音菩薩 |
詳細情報
ご本尊 | 十一面観音立像 伝薬師如来立像 |
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宗旨・宗派 |
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