あなしじんじゃ
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【若狭國 式内社巡り】
阿奈志神社(あなし~)は、福井県小浜市奈胡字宮の脇にある神社。式内社で、旧社格は村社。祭神は、大己貴命。
社伝によると、奈良時代の781年に三位中将・源義昌により天ヶ城山に創建、平安時代の958年に現在地に遷座したという。927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「若狭國 遠敷郡 阿奈志神社 小」に比定されている。江戸時代には「山王宮」と呼ばれていたとのこと。
当社は、JR小浜線・小浜駅の北東4kmあまりの小山の山裾、耕作地の外れにある。細長い境内は、旧村社としては広くて、入口からしばらくは参道沿いに多くの境内社が並び、小高い場所にある本殿の前には神楽殿のような拝殿があって本格的な造りになっている。神宮遙拝所もあって、現在でも地元で大事にされていることを強く感じる。
今回は、若狭國の式内社であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、突然の悪天候もあり、自分以外には誰も見掛けなかった。
境内南西端入口全景。縦長の境内で、耕作地の脇にあるイメージ。
入口から見た周囲の景色。のどかな山村の外れ。
参道を進んで<鳥居>と<社号標>。
鳥居の後ろのある古木。注連縄は巻かれていないが御神木級のオーラがある。
鳥居をくぐると、左手にたくさん境内社が並んでいるので、順に見ていく。
唯一、独自の鳥居があるのが、写真左側の<稲荷大神>。右側は社殿は小さいが<大将軍大神>。
ここには1つ屋根の下に、4つの社殿が収まっている。
左から順に<八所御霊大神>、<若宮八幡大神>、<愛宕大神>、<大山祇大神>。
一つ屋根で大事にされている<金刀比羅宮>。
参道右手の奥にある<手水所>。
参道を進むと、参道の左寄りの場所に<手水井>の立札。これから手水舎を作るのかな?(。´・ω・)?
参道の突き当りにある構造物。本殿の前にあるので<拝殿>か、でも賽銭箱がないから違いそう。
内側上部に絵馬がたくさん掲げてあるので<絵馬殿>か、はたまた<神楽殿>なのかも。
<社殿>は、石垣が詰まれ瑞垣で囲われた一段高い場所にある。
階段を上がったところから<社殿>全景。横幅はないが、向拝は大きく、本殿も高さがある。
向拝の下に入り、<本殿>正面。左側には授与品やお御籤が綺麗に置かれている。
本殿から振り返って境内全景。
本殿に向かって、左手にある<豊受大神>。
そう言えば狛犬を見掛けなかったので本殿周りを探してみると、こちらが左側の<狛犬>。
年季が入り気付かなかったが、お尻が上がった<出雲型構え獅子>。
右側の<狛犬>。こちらはかろうじて狛犬であることが分かるかも。
こういう極度に年季が入っているのは、自分は好きなタイプ~♪ (o^―^o)
右側の狛犬の後ろにある<神宮遙拝所>。
南東方向を向いている感じなので、ちゃんと<伊勢神宮>を向いていると思われる。
最後に、特徴的な外観の<社殿>全景。よく見ると、銅板葺の屋根含め端正な造形。(^▽^)/
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