浄土宗
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小佐治公民館の紹介板を見て訪ねてみました。祐宝寺と道を挟んで下手側にあるお寺です。
紹介板で国指定文化財の聖観音立像がおみえになるとの事で、気になって訪ねた訳ですが、想像外のお寺でした。
お寺は無住で、本堂は傷みが激しく、中は真っ暗で何も見えません。
調べてみると、仏様は収蔵庫に安置され、拝見には予約が必要とのこと。
再訪し、ぜひお目にかかりたいと思いました。
境内に駐車するスペースあります。
本堂
収蔵庫
滋賀県湖南地区の寺院巡りの6寺目は、滋賀県甲賀市甲賀町に在る笠間山 妙音寺です。
元は天台宗で、本尊は聖観音菩薩と十一面観音菩薩。
こちらの収蔵庫に安置されている聖観音菩薩と地蔵菩薩(安楽寺)の2躯は重文に指定されています。
無住のため拝観には事前予約が必要です。先月ダメ元で予約せずに訪れましたが、案の定拝観出来なかったので今回の拝観になりました。(前回分も投稿済み)
1490年に領主の佐治高為が観音像を安置するため建立。しかし1580年頃に廃寺となり、1585年の甲賀攻めで破却された。後の1707年に領主の佐治長兵衛が観音堂のみを再建し、現在仏像は観音堂から収蔵庫に遷されて安置されています。
甲賀市役所に総代の方の連絡先を教えて頂き、総代の方に拝観依頼しました。到着したら予め収蔵庫の扉を開けてお待ち下さいました。
収蔵庫には右側から聖観音菩薩(重文)、十一面観音菩薩、地蔵菩薩(重文)が安置されています。聖観音菩薩は観音らしく穏やか、腰もやや細い。豹柄みたいな斑点模様(元々?経年変化?)が珍しい。パッと見、瞼に目が描かれていると思ってしまいました。十一面観音菩薩は後世の彩色(補修)がよろしくないですね。地蔵菩薩は近くの安楽寺(無住)から保管のために遷されたもの。観ているだけで落ち着きます。
観音堂は建てられてから約300年。屋根は茅葺きですが上からトタン板を被せてあり、錆びています。壁板は欠け隙間が目立ち、脚や柱は所々腐っていて、地震が起これば倒壊しそうです。地域の方々で今後どうすべきか悩まれているとの事でした。(取り壊すには費用が掛かる。かと言って修理するには更に費用が掛かる。自分達の代で無くしたくない気持ちがある。)難しい問題ですね。
観音堂
収蔵庫
聖観音菩薩(重文)
地蔵菩薩(重文)
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