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【飛騨國 式内社巡り】
天満神社(てんまん~)は、岐阜県高山市国府町村山にある神社。式内論社。祭神は菅原道真公、天津神。通称「村山天神」。なお、境内に岐阜県の指定史跡「竪穴式縄文住居遺跡」がある。
創建は不詳。社伝によると、飛騨国造・大八椅命が天津神を祀ったのが始まり。平安時代の927年に編纂された『延喜式神名帳』に記載のある「飛騨國 荒城郡 大津神社 小」の論社となっており、他の論社には大津神社(飛騨市)がある。(当社を論社とするのは、大津は天津の誤記であるとする説による。)のち室町時代に公家で武将の姉小路尹綱の軍が敗戦した際、姉小路家に伝わる菅原道真公像が当地に祀られ、天神神と合祀されたされる。
当社は、JR高山本線・上枝駅の北北東2kmの宮川が鋭角に曲がる内側の小高い場所にある。県道457号線に面した境内はかなり広く、そのほとんどが森になっているが、鳥居から社殿までの長い参道の周りはきれいに整備され明るくなっている。拝殿から少し木々の間を分け入ったところに「竪穴式縄文住居遺跡」があって、古代からの祭祀の存在を感じさせてくれる。
今回は、飛騨國の式内論社であることから参拝することに。参拝時は平日の午前中で、自分たち以外には参拝者は見掛けなかった。
境内南西端入口全景。境内全体が写真手前の県道より一段高くなっている。
階段を上がって参道を少し進んだ左側にある<撫で牛>。天満宮らしい。
鳥居前左側の<狛犬>。オーソドックスなタイプ。
鳥居前右側の<狛犬>。
参道正面の<鳥居>。社号標はないが、鳥居の扁額に「天満宮」とある。
参道両側に奉納燈籠がずらっと並んでいる。参道上だけ空が開けて明るい。
社殿近くにある<手水盤>。小さくて可愛らしい。ちゃんと苔生している。
<拝殿>全景。最近建替えられたのか、真新しい感じ。
<拝殿>正面。「天満宮」の扁額は向拝の上部に掛かっている。
<拝殿>内部。案の定、新しくてピカピカ。
拝殿前から振り返って境内全景。
<社殿>全景。拝殿前からは本殿は見えない。
拝殿後ろの<本殿>。一段高いところに覆屋が建っている。
拝殿に向かって右手にある、5本の木に注連縄を渡して、四角く囲ってある場所。祓所かな。
拝殿に向かって左手にある建物。
上の建物の裏手、数十mのところにある<村山遺跡>。竪穴式縄文住居の遺跡。(^▽^)/
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