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蛇宮神社ではいただけません
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駐車場
あり

境内に駐車可能

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くし
くし
2023年04月16日(日)
1450投稿

この日の一番の目的地はここでした。
本日の行き先中、祭りだったのは四社で、うち三社は有人社で別にケの日でも良かったのですが、ここだけは無人社で祭礼日しか受印できないところ。

やはりまず「蛇宮」という厨二心くすぐる名前に惹かれたのですがw 調べたところ名前だけではなくとても興味深い神社でした。
創建年代は不詳ですが少なくとも平安以前。
古墳群の中にあり、さらに神社の御神体になってる「龍の爪かき石」という奇妙な石は、なんと古墳時代どころか縄文時代後期の神籠石といわれている!?
祭神は水の神「高龗神」で龍神。また元々この地には諏訪神社も建っていたそうで、お諏訪様といえばこれまた龍神。
つまりここは相当古くから神聖視されていた龍神のパワースポット!Σ(; ゚Д゚)
「龍の爪かき石」の他に「孕石」なんてのもあって岩石信仰への強い拘りが感じられたり、オオツノシカの化石が龍の骨として御神体になっていたり、縄文信仰の息吹きが感じられます。

ここは上野国一之宮の貫前神社にも近く(この後行きました)、貫前神社は上野という国の成り立ちそのものに関わる古社。
貫前神社も物部氏を介して諏訪と繋がる可能性があり、こちらとの関係性も非常に気になるところ(・・;)
(これについては貫前神社の投稿でも触れますw)

また富岡製糸場があるように、この辺りは養蚕業が盛んだった土地で、蛇はカイコや繭を食べてしまうネズミを退治してくれるということで地域信仰も篤く、境内の小石を持ち帰り養蚕の出荷が無事に終わると小石を2個にして境内に奉納するという民間信仰もあったそうです。

このように古代史・民俗学ファンにとっては脳汁出まくりで大興奮の神社w (*゜∀゜)=3

祭りは予定通り行われたようですが、着いたのがお昼頃ですでにお神楽は終わっていて、氏子衆が社務所で宴会中でしたw
露店も出る祭りと聞いてたのですが、さすがにこれは雨で中止になってしまった様子( ´・ω・`)
まぁ水の神様なので、雨の祭りというのも相応しくていいかも。

御朱印は自分の前に受印した人が300円だったのですが、自分の時には当番の氏子さんが変わってて500円請求されそうになったので
「ちーがーうだーろーっ! 違うだろーォッ!!(#゚Д゚)」とどっかの元政治家のごとく抗議(実際は穏やかに指摘)
ま、現場の人が授与品の値段把握してないのは氏子さん運営のユルい祭りではあるあるなんすけどねw
余裕のある時であれば数百円の価格差なら御祝儀として言い値で渡してきちゃうんですが、今日はカツカツだったのでサーセンwww

蛇宮神社の御朱印

御朱印
シンプルですが直書きでいただけました♪

蛇宮神社の授与品その他

他ではお迎えできない強力な龍蛇神なので当然ながら札ゲット☆ 500円

蛇宮神社(群馬県)

駐車場は鳥居脇から境内乗り付けでした 
(ただしGoogleストリートビューを見ると普段はこちらはポールで閉じられてるようで、社殿横の方に入口がある様子)
境内はかなり広く駐車スペースは充分です

蛇宮神社(群馬県)

ふと隣の車を見るとこんな貼り紙が・・・
うーん、実に素朴だw

蛇宮神社の鳥居

鳥居は神社の東側

蛇宮神社の鳥居

参道を進むと左側のやや高台に境内社が一つ
古墳群なのでこれも小古墳の痕跡かもしれない

蛇宮神社の末社

八幡宮だそうです
今日は八幡様とやたら縁があるな(^^;

蛇宮神社(群馬県)

八幡宮にあった蛇の置物?
なぜか白狐も一つ祀ってあった(^^;

蛇宮神社の建物その他

神楽殿
午前中ですでに終わってしまったのか、お昼で一時休止中なのか不明

蛇宮神社の手水

手水舎

蛇宮神社の建物その他

拝殿

蛇宮神社の本殿

なんと剣鉾が飾られてる!Σ(*゚Д゚*)
うちの方のこの規模の神社でこんなお飾りはあまり見たことないので感動☆
やはり特別な神社なのかもしれん(゜゜;)

蛇宮神社(群馬県)

初代藩主の前田利孝は、なんとあの犬と呼ばれた前田利家の五男!
その利孝愛用の「鯰尾の兜」も神社の宝として伝わっているそうです
・・・で、あるか

蛇宮神社(群馬県)

龍の骨と信じられたオオツノシカの化石骨が御神体
寄進されたのは昭和になってからとのことですが、これも神社の相当な古さを意識して奉納されたのではないかと思います

蛇宮神社(群馬県)

拝殿内
右上の額絵は前田利孝公でしょうか?

蛇宮神社の本殿

本殿

蛇宮神社(群馬県)

本殿の後ろは古墳でその上にも摂末社あり

蛇宮神社(群馬県)

御嶽神社とのこと

蛇宮神社(群馬県)

周りには岩が積まれてて古代の磐座っぽい雰囲気も抜群
八ツ手が植えられてて御嶽神社の天狗的要素もシッカリ押えられてるw
右上の像は聖徳太子?道真公?役小角?

蛇宮神社の建物その他

古井戸とポンプ
神社の隣は富岡高等学校

蛇宮神社(群馬県)

孕み石

蛇宮神社(群馬県)

歴史時代に入ってから祀られたもののようですがあくまで一説
これも古代信仰に由来するものかもしれない!

蛇宮神社(群馬県)

そしてこちらが旧御神体の龍の爪かき石

蛇宮神社(群馬県)
蛇宮神社の建物その他

縄文の信仰対象か? それとも本当に白蛇が龍となり昇天した時の爪痕か?(・・;)
いずれにしろロマン溢れる逸品♪

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蛇宮神社の基本情報

住所群馬県富岡市七日市1003
行き方
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名称蛇宮神社
読み方じゃぐうじんじゃ
通称蛇宮さん
御朱印あり

限定御朱印なし

詳細情報

ご祭神《主》高龗神
ご神体龍の爪かき石 オオツノシカの化石骨
創建時代不詳 1494年(明応3年)当地に遷座
文化財

鯰尾の兜 (市指定重要文化財)
オオツノシカの化石骨 (県指定天然記念物)

ご由緒

創建年年代は不詳だが、平安時代後期に制作され上野国の著名な神社を列記した上野国神名によると、甘楽郡に記載された三十二社の中で従五位上の格式をもつ於神明神が当社と推定されている。
室町時代後期の明応3年(1494)に現在地(元々は諏訪神社が祀られた)に遷座再建。
江戸時代に入ると七日市藩主前田家の崇敬社となり。境内は七日市陣屋に隣接していた事もあり陣屋の鎮守社的な要素があると同時に七日市藩の領内総鎮守として広く信仰を集めた。
特に11代藩主前田利豁が篤く帰依し社殿の造営などを行った。
古くから神仏習合し別当寺院として蛇宮山金剛院慈眼寺が祭祀を担っていたが、明治時代初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃され明治12年(1879)に村社に列し、大正4年(1915)に神饌幣帛供進社に指定された。

【蛇宮伝説】
その昔、鏑川の淵に棲みついていた巨大な白蛇が年を経て竜となり、里の人々を畏れさせていました。
この竜が天に昇るときは、雲を呼び風を呼び、石の上に爪痕を残したといいます。
ある夜、この竜が慈眼法師という僧の夢枕に立ち「われを神として祭らば永く諸人を護らん」と告げました。
慈眼法師は早速、里人に夢のお告げのことを話し、宮を建立して祭ることにしました。
これが蛇宮神社の始まりだそうです。
江戸時代には、この近くで古代の大角鹿の化石が発見され、これを当時の人々は竜の骨であると驚き畏れて、この蛇宮神社に奉納したそうです。

体験おみくじ御朱印お守り祭り伝説
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