寒川社

神奈川県 倉見駅

藤沢市宮原地区の鎮守になります。
相模国一之宮寒川神社の社地であった原野を開拓したことから「宮原」という地名が付いたといわれています。
ご祭神は品陀別命、寒川比古命、寒川比女命。大正4年に寒川神社の末社に指定されています。

明治の頃までは隣接する観蔵寺が所轄していて、後に宇都母知神社に合併の話がありましたが地元の反対により独立維持されました。

「相模の古社」という本によると、茅ヶ崎市芹沢に以下のような伝説が昔から伝えられている、とあります。

「寒川大神はいずれの地方から相模国へ来て、芹沢の地にしばらく逗留され、それから間もなく宮原という地に移った。寒川大神はやがて宮原の地も去って、現在の寒川神社の地に移って長く居住した。」

ここに出てくる宮原の地が当社にあたるというわけですね。この伝説については、芹沢の腰掛神社の投稿でも取り上げたいと思います。

（参考文献）
・藤沢わがまちのあゆみ
・相模の古社
・寒川神社小誌

寒川神社にお詣りしたあと周辺の神社を巡りました。社名からもやはり寒川神社との関わりがあり、昔一帯は寒川神社の宮地だったそうで、宮原と呼ばれているそうです。

住宅地と農地の境に建てられています。
地元の自治会館も境内に併設されていました。

寒川神社の社有地だったようですね、そこに人が集まりかつ、大山街道と中原街道が交わる交通の要衝として往年は栄えたようです。

今は、地元の鎮守様として静かに佇んでいました。

It is built on the border between residential area and farmland.
Local self-governing hall was also built in the shrine.

It seems that it was a corporate property of the Sawamura Shrine, it seems that the former year prospered as a key hub of transportation where people gathered there and the Oyama road and the Nakahara road intersect.

Now It was quietly standing as a local guardian.