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日蓮宗 総本山 塔頭 定林坊(じょうりんぼう)の日常(22回目)山梨県塩之沢駅

【衝撃】お稲荷様が多い訳とは?お稲荷様を徹底解説!

投稿日:2020年07月04日(土)
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https://youtu.be/8dOi5Oj9Xe4

読むのが面倒な方は動画をご覧下さいm(__)m

どうもみなさんこんばんは。


お稲荷さんこと稲荷神社は日本で一番身近な神社といっても過言ではないのではないのでしょうか?


というのも、全国に8万社程ある神社のうち、なんと3万社以上が稲荷神社というデータもあり、



江戸時代には「伊勢屋、稲荷に、犬の糞」といわれるほど、人気の神様でした。



また現在でも、赤い鳥居に狐が両脇に鎮座しいているお稲荷様をビルの上や道端、色々な場所で見かけます。




またお稲荷さんといえば、狐ことをイメージする方が多いと思いますが、実はお稲荷さんは狐のことではありません。



今回は、そんな身近だけど謎が多いお稲荷さまの正体に迫っていきたいと思います。


【1、お稲荷さんってどんな神様?】


お稲荷さんのルーツは京都の伏見稲荷大社から始まったとされています。


文献によると、


大金持ちがお餅を的にして矢を射ようとして遊んでいたら、


その餅が白い鳥になり飛んでいってしまった。


それを追いかけて行ったところ、白い鳥が降り立ったところから稲が生えていた。


それですごいことが起こった、悪いことをしてしまったと神社を建てたのが始まりとされています。



また今でこそ神社やお寺でお稲荷さんを見かけますが、もともとは、神道の神様でも、仏教の神様でもありません。



ではなんの神様だったかという秦氏という豪族の氏神さま、つまりいち一族の守護神だったんですね。



それでこの氏神さまを祀っていたのがいまの伏見稲荷大社とされています。



【2、お稲荷さんはなぜこんなに多いのか?】

平安時代になり、都が平安京に遷されると、


この地を基盤としていた秦氏が政治的な力を持ち、それにより農業の神様としてお稲荷さんが広く信仰されるようになります。



さらに、東寺建造の際に秦氏が稲荷山から木材を提供したことで、お稲荷さんは東寺の守護神とみなされるようになりました。




『二十二社本縁』では空海上人がお稲荷さんと直接交渉して守護神になってもらったと書かれています。



それで空海上人の教えが広まってあちこちに彼の関連のお寺ができる時にお稲荷さんもセットで広まっているんです。


それがお稲荷さんが全国に広がる第一歩です。


また真言宗寺院では、真言密教における荼枳尼天(だきにてん、インドの女神ダーキニー)とお稲荷さんが同一視されるようになります。



荼枳尼天とは人の心臓を食らう夜叉神で、狐に乗っております。



一方、神道では稲の神であることから食物神の宇迦之御魂神と同一視され、


後に他の食物神も習合していき、神社でもお稲荷さんが祀られるようになりました。



そして元々は稲作の神様や農業関係の神様として広まっていきましたが、


広まっていくうちに農業をしていないところにも広まっていきます。



そうすると、主な人々の暮らしの仕方によって神様のご利益も加わってくるんです。



長い戦いの時代が終わり、江戸時代になると安定期に入り、商売がさかんになります。



そうした時代背景も相まって、お稲荷さんが商売の神と公認されると大衆のトレンドになりました。


それに伴い稲荷神社の数もバズっていき、流行神(はやりがみ)と呼ばれる時もありました。


こうしてお稲荷さんはトレンドにのって全国に広まっていきました。

【3、お稲荷の狐とは結局何なのか?】

よくお稲荷さまは狐の神様だと思われているがいらっしゃいますけど、


実は狐は神様ではなく神使(しんし)といって、神様の使いとして扱われています。



日本では、動物が神さまの使いとされることはよくあることで、



例えば弁財天さまの使いは蛇、大黒天様の使いはネズミ、毘沙門天様の使いはムカデなどとされています。



そこでなぜ狐がお稲荷さんの使いかというと、諸説ありますが、




狐は穀物を食い荒らすネズミを捕食すること、狐の色や尻尾の形が実った稲穂に似ていること、



またキツネが農事が始まる春先から秋の収穫期にかけて里に降りて姿を現し、収穫が終わる頃に山へ戻っていくため、



農耕を見守る守り神のように考えられていたことなどから、狐がお稲荷さんの使いに位置付けられたとも言われています。



最後に、蕎麦屋にいったらみなさんはキツネかタヌキどっちを頼みますか?

ちなみに僕はタヌキ派です!(笑)

みなさんはどちらですか?コメント頂ければ嬉しいです😃
日蓮宗 総本山 塔頭 定林坊(じょうりんぼう)(山梨県)

すてき

みんなのコメント4件)

お稲荷さんって元は秦氏さんの
氏神さまだったのですね(⊙⊙)!!

真言宗が江戸時代に広まるにつれ、
バズったという表現分かりやすいです…🥺✨

早速サムネ作られたのですね〜(*´艸`)🌸
素敵です☺🙏

そしてキツネ派です(〃艸〃)

2020年07月05日(日)

あきさん

いつもありがとうございますm(__)m

秦氏は古代日本で先進的な技術を渡来人で、仏教を日本に招来したことにも一役かっています。

サムネイルも背景追加してみました!

アドバイスありがとうございます
(^-^)

一点だけ修正なのですが、真言宗は平安時代から広まっており、それに合わせてお稲荷さんも広まっていきました。
それで、江戸時代にお稲荷さんが商売の神様としてさかんに祀られるようになり、爆発的に稲荷神社が増えて、現在の形になっております。

ですから、真言宗は江戸時代ではなく、平安時代より広まっております。

伝え方が悪くて申し訳ありません
m(__)m

ただお稲荷さん自体は、本当に謎が多い神様でして、今回ご紹介しましたのも、諸説あるうちの一説にすぎませんので、違う説明があっても柔軟に考えて下さると幸いです。

ちなみに、僕はたぬき派なんですけど、いなり寿司は必ず頼みます(笑)

2020年07月05日(日)

ご丁寧にありがとうございます(〃艸〃)✨

諸説あるのはもちろんですね☺🙏
お話楽しませて頂きました( *´꒳`* )

そして実はまさかのどっちも派だったのですね(^q^)

2020年07月05日(日)

あきさん

こんにちは👋😃

ありがとうございます🐱

たぬきにお稲荷寿司は最強の組合せですので、ぜひたまには浮気してみて下さいませ(笑)

今後ともよろしくお願いいたします
m(__)m

2020年07月06日(月)
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