始めの話

こんばんは！私、日蓮宗の僧侶で、定林坊で務めております望月亮徳と申します🙋

突然ですが、お坊さんとお話したことがあるというユーザーさんはいらっしゃいますでしょうか？

みなさん、普通に暮らしている限り お寺にいくことや仏教の教えに触れる機会はかなり少ないと思います(*_*;

しかし、普通に暮らしている日常に、実は仏教の教えが潜んでいるのです❗

このホトカミを通して、その仏様の教えをこれから発信していきますので、

一人でも多くの方に仏教好きになって頂ければ幸いです。

では、今日のお話です😃


【あなたの如是我聞を大切に！】

如是我聞。たいていのお経はこの文言で始まります。是の如く我聞けり。(私はお釈迦様からこのように聞きました。という意味です。)

例えば、定食屋に入って 誰か一人が「じゃ俺Aセットで」といったとしましょう。すると、また誰かが「私もAセットで！」というと
【じゃみんな同じものにする？】みたいな同調圧力を感じたことは日本人なら誰でもあると思います(笑)

でも本当にそれでいいのでしょうか？

お経は「如是我聞」から始まると先ほど書きました。この我はお釈迦様の弟子の阿難を指していますが、
僕はこれを【このお経を読むあなた自身】だと思っています。
お釈迦様の弟子はそれぞれがそれぞれの道を辿っていきました。だから「八万四千」ものお経が仏教では生まれました。

【誰かからこう聞いた。じゃそれが正しいんだ。僕も同じでいい。】そうではなくて、

【自分が心からどう思い、どう感じた】かを大切にしましょう！それが仏教らしい生き方だと僕は思っています。

現代はあらゆる情報が溢れており、欺瞞と真実が混じりあっています。

その中でどれを信じ、どれを取捨選択するかは【あなた自身】です。

「みんな同じにする？」そう聞かれたら、【いや僕はBセットで！】

そう答えられる自分を持ちましょう。