定林坊副住職の【１２月限定御首題】への想い

皆さんこんばんは！

定林坊副住職のもっちーです✌

今日は先日ご案内した１２月限定ご首題の日蓮聖人の言葉「一生空しく過して、万歳悔ゆる事勿れ」

解説をしたいと思います。

１２月の別名を師走といってお坊さんが走ると書きますが、本当に１２月に入った途端全てのことが、走るように終わってしまいますよね。

この時期になると、「喪中はがき」が届くようになります。

とこのようなことを急に申しますと、「年末になんて縁起の悪いことを言い出す坊さんなんだ！怪しからん！！と嫌な感じ抱かれた方もいるかもしれません。

この「喪中はがき」１つとってもわかるように、日本人は「死」に対して穢れ・忌み嫌うべきものとイメージされると思います。

しかし、この世に生を得た限り、「死」が誰にでも待っています。このことは、古今東西変わることのない、そして変わりえない真理です。

生まれたら、誰でも「死」にます。

今回の日蓮聖人の言葉「一生空しく過して万歳悔ゆる事勿れ。」

「一生を空しく考えることもせずにすごしてしまって、あとで悔いを長い年月まで残すようなことがあってはならない」

一日一日の中で、私を含め、何かと「しなければいけないこと、本当にしたかった物事」を私たちは先送りにしてしまいがちですし、身近な人、親しいひともずっといるものだと思ってしまいがちです。

ですが、「死」を意識するからこそ、すべての物事は一期一会ですし、すべての物事の感謝することができますし、「生」は輝きます。

明日、不慮の事故・当然の発作・自然災害で死んでしまうかもしれません。


たとえそうであっても悔いることがないように、

「死」から目を背けるな！そう仏教は教えてくれます。

こんな思いを今回の御首題には込めました。

１２限定御首題、授与をご希望の方はこちらよりお問い合わせください。郵送対応もしております。

https://lin.ee/yEcZzXh

明日で、１２月です。あと何回１２月を迎えることができるでしょうか？

僕も全力疾走で頑張ろうと思います。お坊さんだけに(笑)