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【出羽國 古社巡り】(過去の参拝記録)
愛宕神社(あたご~)(天童市)は、山形県天童市大字北目にある神社。旧社格は県社。祭神は火産巣日神。
室町時代の1377年、当時の天童城主・里見頼直が勝軍地蔵を現舞鶴山頂にあった御殿の奥の間に安置したことに始まる。当社の創建は戦国時代の1584年、山形城主・最上義光が天童城を攻略したのち、本丸跡に社殿を建立し、社領1370石を寄進したことによる。のち火災に遭うが1603年に再建、さらに暴風で倒壊し1678年に再建したのが現在の社殿。江戸時代には末社48社を数えた。明治時代になり、近代社格制度において県社に列格した。
当社は、JR奥羽本線・天童駅の南東1.2kmの舞鶴山(天童公園)の山頂(標高242m)、天童城本丸跡にある。天童公園の頂上付近には大型駐車場もありよく整備されていて、展望デッキなどには多くの人が訪れていたが、そこから伸びる当社の参道はあまり整備されておらず、細道を数百m進むと当社にたどり着く。社殿自体は割と大きく、旧県社というのも納得。ただ立て看板等によると、社殿や鳥居は倒壊の危険があるようで、あまりメンテナンスがされていないようなのは残念。
今回は、山形県の旧県社であることから参拝することに。参拝時は休日の午後で、自分の参拝中は他に誰も見掛けなかった。
舞鶴山の頂上付近、やや西側にある天童公園の入口。
展望台のある天童公園の入口近くに、ポツンと建っている<社号標>。
一般の人々には、全く気付かれていない感じ...(^_^;)
展望台から北側の眺め。きれいな公園になっている<愛宕沼>が見える。
天童公園の端っこから、当社に続く参道に入って行く。
やがて参道は、単なる山道のようになっていく。
参道の途中から見える西方の景色。頂上が冠雪している山は、朝日岳・以東岳か、はたまた月山か?(。´・ω・)?
参道途中にあった<古峯大神遙拝所>。下野國の古峯信仰が天童まで波及していたのかな。
参道途中で発見した看板。「鳥居が倒壊の恐れあり」~⁈ (;゚Д゚)⁈
やがて広場に出るが、どうやらここが<天童城址>みたい。ちらりと建物が見えてくる。
いきなり横から<社殿>全景。
<拝殿>の正面に廻り込む。
拝殿前から南側を見下ろすと、鳥居や参道があるみたい。
普通なら、階段を下って見えるところまで行くが、「鳥居倒壊」の注意書を見たので残念ながらパス...(^_^;)
階段の上左側にある<狛犬>。割と古めなのかしら。
階段の上左側にある<狛犬>。よく見ると可愛らしい出で立ち。
<拝殿>全景。軒下の彫刻などはけっこう立派。鉄棒で補強されているのかな。
<拝殿>正面。「愛宕山」と書かれた扁額。後ろの鳥の彫刻(?)が立派そうだけど全体が見えない。
<拝殿>内部。古い感じだが、右側の時計の時間が合っているので、ちゃんと生きている。
拝殿後ろの<本殿>。屋根は銅板葺だが、周りはトタンで覆われている。
社殿の右側にある小さな建物。祭器庫といったところか。
最後に、天童城址エリアで最も色付きが良かった樹木。なかなか美しい~♪ (^▽^)/
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