大斎原（熊野本宮大社旧社地）のお参りの記録(2回目)
和歌山県新宮駅

【熊野古道を歩く〜早朝の熊野川・丹倉神社の例大祭・天空の大丹倉】

週末は一年ぶりの熊野へ。
土曜日は早朝から熊野本宮大社から高野山まで続く熊野古道の、三浦口から大股まで15キロほど歩きました。

一緒に登った仲間のペースが速かったのもありますが、前半の1000メートル近く登っていくのがしんどすぎて、肺と心臓がはち切れるかと思いました。
日頃から鍛え直さねばと痛感。

35歳にして初めて、歳とったな！と痛感せざるを得ない時間となりました。

ひたすら降っていく後半は、これまで円覚寺さんで学ばせていただいた、行住坐臥の歩く禅、立つ禅、坐禅、寝る禅もしながら、良い感じに歩くことできました。

西園先生に教えていただいた、足の指から丹田がつながる感覚も感じながら歩けました。
ビブラムファイブフィンガーという5本指の底が裸足のように薄い靴で歩いたので、足の裏の感覚も呼び戻されました。
（今は足の裏が痛くて早くスニーカー履きたい。笑）

また、神社やお寺での時間が非日常な特別体験ではなく、日常にも繋がっていくようにしたい、と思いながらこの1年間取り組んできました。

一年ぶりに熊野を歩き、日常と聖地が繋がり始めている感覚も得られました。

日曜日も早起きしました。
熊野本宮大社の横を流れる、熊野川へ行きました。
霧がかかる幻想的な雰囲気に感動しました。

長谷川等伯の松林図屏風を思い出しました。

川の近くで野点てして、お茶を一服。
至福の時間でした。

その後、三重県熊野市にある丹倉神社の例大祭に参列しました。まったく携帯の電波も入らないような山奥の大きな石に人々が集い、昔と同じように祈る姿に感動しました。

最後に、天空の大丹倉に登りました。
最高な風景でした。

一昨日、ホトカミのサポーターさんの幸せと健康を祈願するために足を運んだ星田妙見宮さんも、大きな石が祈りの対象でした。

天然の石は無機物で、そこに感情や意思はありません。
だからこそ、古くから分け隔てなく、大きく人々を受け入れてきたのかもしれません。

受け入れられたと感じるのも、人間の我からとらえた視点なのかもしれませんが。

なんて、小難しいことを考えたり、山登りの険しさに打ちのめされたり、大自然に感動した2日間でした。

ご一緒させていただいた16名の皆様、
ありがとうございました！

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