ふくちいん|高野山真言宗
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楽しみ方福智院のお参りの記録一覧
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この日のお宿は福智院です。
私はここで震度5の地震を体験しました。(宿坊って揺れますね)
ガイドブックでは福智院は宿坊26番のお寺です。
金剛峯寺の東側 宿坊が多く並ぶエリアにあります。
駐車場もありますので 車で来ての宿泊には便利です。
17時頃に到着。
山門前に燈籠鬼がいました。
ゲーム「桃太郎伝説」で見たことのある鬼 こんなんだった気がします。
宿坊入口では チェックインの方が行列をつくっていました。
中には外国のお客様もいらっしゃって お寺の方が英語で案内されていました。
チェックインの時にご朱印帳を預けます。
チェックインをすませて部屋に荷物を置いてから 建物内をうろうろしてみました。
なにせ宿坊に泊まるのは初めてで 興味津々だったからです。
寺寶の大日如来坐像がありました。
ガラスケースの中に安置されているのですが 鎌倉時代の作で とても穏やかな表情をされています。
すぐ前に椅子が置かれていましたので 座ってじっと見入ってしまいました。
中庭(裏庭?)に大きな池があり 大きなコイが泳いでいました。
池の形がずいぶん変わっていて 有名な方が作庭されているのかなぁと思いました。
また庭の奥には境内社がありましたが そばに寄れませんので不明です。
建物内には 他にも具足や千手観音様が安置されていました。
いちばん興味をもったのが 僧兵の鎧でした。
これは 織田信長・豊臣秀吉による高野討伐の戦の際に 高野山の僧兵が身に着けたもので 安土桃山時代の本物でした。
現存している唯一のものだそうです。
頭部は僧侶っぽい被り物で 胸は皮で 腕は鎖帷子で覆われています。
ずいぶん軽装で戦ったんですね。
この鎧をまとっていた僧はどうなったのかな。
気になります。
建物内の散策を終え いよいよ夕食の時間。
こちらは宿泊人数が多い宿坊のため 食事の部屋はいくつかに分かれていました。
さてお膳の準備が整い 妻と二人で食べ始めたその時・・・
ぎしぎしぎし・・・がたん・・・ぐらっ
ぐらっぐらっ・・・ぐらぐらぐら・・・・
ニュースでご存じだと思いますが 奈良を中心にした地震が起きました。
悲鳴こそ聞こえないものの お食事中の皆さんが座ってはいられなくなり あたふたしていました。
みなさんのスマホから緊急時の音声が流れました。
「地震です地震です」
んなことは知っとるわい。
部屋から出ていく人もいました。
阪神淡路大震災を経験している私は 揺れの強さから「今すぐ逃げなくても大丈夫」と判断し 戸を開けて脱出できる経路を確保し のんびり食事を続けました。
周りの方からは 「なんじゃこいつ」という目で見られましたが 大丈夫ですよ。
もともと高野山は地震に強い山にありますし ネットでは震度5でしたから。
2~3分したら皆さん戻ってこられ 食事が続きました。
「弘法大師様が守ってくださるから大丈夫」
信仰心をおもちの方の声がかっこよかったです。
約1時間ほど精進料理を楽しみ 部屋に戻りました。
お風呂・・・と思ったのですが 少し後にします。
私の頭の中では「余震」が気になっていたからです。
小さな余震が連発する場合 もしかしたら本震より強い余震が来るかも知れないから しばらく様子見です。
小一時間ほど待ってみたものの余震はなく それでお風呂に行きました。
そこでびっくり。
自動販売機でビールが売られていたのです。
うーー宿坊では禁酒にしてほしかった。
もちろん購入しませんでした。
夜はなかなか眠れませんでした。
上の階の方の歩く音がやたら響くからです。
妻と二人で笑ってしまい なかなか眠れませんでした。
・・・・
朝は6時からお勤めです。
本堂に入る時に 塗香(ずこう)をいただき 手のひらにすり込み穢れを祓いました。
50人ほど集まりました。
私が入る時に 「焼香の1番手をお願いします」と言われました。
ちょうど座る場所がそうなったからなのですが こういうの緊張しますね。
読経が始まると 私に合図が出ました。
「みんなに見られてる もしかしたら外人さんは俺の真似をするかも ちゃんとやらんとな」
なんて考えながら 私の知る限り最も正しい方法で焼香しました。
50人ほどいらっしゃいますから 自分流の方もいらっしゃいますし 見よう見まねの方もいらっしゃいますし それちゃうでの方もいらっしゃいました。
でもいいんですよね。
40分ほどのお勤めが終わり ご住職からお話がありました。
お寺の説明が中心で 堂内にある大名の位牌や遺品などについてもお話がありました。
その後 本堂前のお庭「愛染庭」についても説明していただきました。
朝食も素敵な精進料理でした。
宿坊での素敵な時間はあっという間に過ぎ いよいよチェックアウト。
今日も数多く巡りたいのでゆっくりはできません。
と思ったら皆さん同じ考えで チェックアウトも混雑していました。
「車を停めておいても良いですよ。」
ありがたいお言葉をいただきました。
最後に本堂に向かって合掌。
ネット情報です。
弘仁7年(西暦816年)に弘法大師・空海により開創されてから 真言密教を守り伝えておよそ1200年。
高野山では金剛峯寺を中心に117の塔頭寺院が現存しています。
福智院についてはそのうちのひとつとして 800余年前に覚印阿闍梨により開かれ ご本尊は愛染明王という福徳円満所願成就のご利益のある仏様です。
院内には 桜田門外の変で有名な井伊大老をはじめ ゆかりの諸大名の遺品 古くは奈良時代の古美術品などが納められています。
“本堂内陣”
古くから福徳円満所願成就の霊仏として信仰を集める愛染明王が本尊で きらびやかな装飾の中にも総けやき造りの落ちついた印象を与える本堂。
院内には昭和を代表する作庭家 重森三玲(しげもり・みれい)氏の最晩年の3つの庭園があります。
力強い石組みとモダンな苔の地割りで構成されるのが特徴です。
当院では その作品を活かしたライトアップをしており 朝 昼 晩とそれぞれ違った顔を見せる庭園をお楽しいいただけます。
重森三玲氏の代表作は 京都の東福寺方丈庭園 光明院庭園 大徳寺山内瑞奉院庭園 松尾大社庭園など。
石庭“蓮菜遊仙庭”
古代中国の伝説「遥か南海にあって 不老不死の仙人が棲む理想郷 蓬莱島」を十五個の石組みで表現した枯山水蓬莱式の庭園です。
“愛染庭”
古くから福徳円満所願成就の霊仏として信仰を集める福智院の本尊である愛染明王の名を冠した庭は 質朴な趣にあふれています。
“登仙庭”
登龍門の故事で名高い龍門瀑(龍門の滝)を模した庭です。背景に見えるなだらかな遠山には蓬莱連山の石組がなされています。前景の池泉には鶴島亀島と日本古庭園の伝統的手法をモダンな感覚で表現しています。


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