たかむろいん|高野山真言宗
高室院のお参りの記録一覧
【令和4年8月 参拝】
【西国四十九薬師霊場 第11番】
初めて見る白く長い布がひらひらとたなびいていました。お寺の方に伺うと「切子灯籠」だそうです。
後で調べると高野山では、先祖の霊が灯籠の明かりを目印にかえってくるとされ、大きな灯籠が飾りつけられるそうです。
御朱印
#高室院
ご本尊は薬師如来。本堂に仏画の形でアシュク如来を祀っているらしいが、僕が参拝した時は行事のためお堂に上がれず、真ん前で手を合わせるにとどめた。
#阿閦如来
高野山の金堂のご本尊は、薬師如来でもアシュク如来でもあるとされる。確か堂内の掲示物に、平安時代の終わり頃に両者を同じ仏様とみなす信仰が発生した、と書いてあったと思う。
アシュクは梵語のアクショービヤの音訳。アクショービヤは「動かざる者」の意。「動かない」というより、「動じない」と表現した方がいいかもしれない。彼は「どんなことがあっても決して怒らない」という誓いを立て、それを達成して如来になったそうだ。
これも金堂の掲示物の記述だが、弘法大師が金堂のご本尊にアシュク如来を選んだのは、修行する僧たちを見守ってもらうためだと。
日本の密教カードというオラクルカードの解説書によると、アシュク如来が結ぶ印は降魔印といって、文字通り魔なるものをひれ伏さしめる意味を持つ。修行の邪魔になる存在を寄せ付けない力があるそうだ。
総じて、アシュク如来にまつわる説明は修行の完成に目が向いているものが多く、僕は長いこと彼に対し、ストイックな仏様というイメージを持っていた。それだけに、如来にしては例外的に様々な現世利益をうたう薬師如来と同一視されたことを、けっこう意外に感じていたりもする。
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